内々定47人中21人を「大量取り消し」 物議のIT企業BluAge謝罪「弊社側に問題」...個別対応表明
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注目のコメント
採用に携わる身としては、そもそも「内々定」などと言う謎のワードが採用場面で当たり前に使われていることが問題だと感じます。
リリースをよく見ると本件は最終面接合格でもなく、もちろん採用内定でもない。正しくは「概ね選考は済んでるけどまだ内定ではありません」の状態。なのに内々定という謎のワードを使っている事が不思議でなりません。お仕事を決めるという人の人生を大きく左右することにおいて、採用する側は求職者の方々のお仕事探しの決断やモチベーションにマイナスなことが起きないよう最善の努力をすることは、法律の遵守以前に倫理的にも非常に大切なことだと思います。
今回の内々定の取り消しというのが例え法的には問題がなくても、法律がどうであれ、この会社に入るものと期待し数ヶ月前から仕事探しをもうすでにやめているであろう21人の方々に対して、バッサリと採用基準と合わないからと内々定取り消しをするというのは、あまりの想像力及びモラルの欠如としか捉えられないと思います。
そういった行為の代償として、この会社に所属する社員の会社への信頼であったり、世間の会社・経営者への信用という、お金では買えない、そして一度失ったら再構築が非常に難しいことを失ってしまったと言えると思います。これから採用強化するタイミングとのことですが、戦略性や計算高さが空回りしてしまった企業側の決断になってしまったのではないでしょうか。
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補足:
当事者ではないので事実は分かりませんが、検索をして調べたところ、この会社の中に内々定者専用のslackチャンネルもあったそうです。また内定解禁日の直前に「座談会・グループディスカッションを行う」という通知が内々定者に届き、それが実質、面接であったとのことです。
これらが事実であれば、内々定を取り消された人が傷つき裏切られたと感じる理由は十分にあるように思います。きましたね、この話題。
最初にこの話題をTwitterで見た時に、今年就活をやっていた自分にとっては他人事ではないなと感じました。コロナで対面で会社説明会とかインターンとか出来ない上に、こうしたベンチャー系は大企業と違ってネットで情報を取りにくいので、中の実態がわからないってことが、往々にして存在してました。
自分は、ベンチャーは受けしたものの、行きたい会社や業界を考えて選びませんでしたが、勢いやキラキラ感に惹かれる学生も多いし、こうやってダメな方向で話題になるのは、ベンチャー内定貰ってる周囲の学生やきちんとしたベンチャー企業に失礼だし…何より、ここから内定取り消された同年代が気の毒過ぎる…
以下余談ですが、この会社に関して僕だったら、この際、内定取り消しでいいやと思います。謝罪文の最後の最後で社員のせいというか、採用担当がアカンのや、みたいに取れる文章を社のトップが書く会社では、働きたくないからです。
「また同時に、採用担当者等への再教育を徹底することにより、二度とこのような事態を招くことのないよう、全社を挙げて再発防止に取り組んでまいります」