【新】数字を見るだけでは、「経済」は理解できない
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シンプルにいうと、お金を得ることは手段であって目的ではないということですね。
お金=労働・価値提供の対価
なので、実際に価値を感じるのはお金を払う側であって、
価値を感じられる=幸福度が上がる
なので、例に出ている「貿易黒字が続くけど豊かさを感じない」は、まさしく日本は頑張って働いてお金をもらういながら価値を提供して、他国を幸福にしている、と捉えることもできる。
お金はそういった幸福感を得るためのあくまで手段であるので、多いことに越したことはないですが、多い=幸福は必ずしも成り立たないのだと理解しました。
注目のコメント
「年金問題に解決の糸口が見えないのは、現役世代から高齢者への数字の移動としか考えられていないから。
仮に国民全員にあり余るほどのお金があれば、数字上の年金問題は解消しますが、同時に労働の必要も消滅するので、介護や福祉の現場で働いてくれる人もいなくなります。
お金そのものは問題解決の手段ではなく、解決を介在するものなんです」
お金ではなく、近所のお年寄りに夕飯で多く作った1品をシェアする仕組みを作るという方が、納得感高そうですね。私も数字を見るだけでは「経済」は理解できないと思っていますので、できるだけ講演とかで現地に出向いた際には、地元の方々と交流することを大事にしています。
ただ、コロナ禍でそれができにくくなってしまったことが大変残念ですが。すごく納得しました。実は以前同じ疑問を持ち、ビジネスや財務の数字だけでは見えてこない"人や組織の指標"を見る重要性についてnoteを書きました。
https://note.com/takacoco_note/n/n983be50725e3
スタートアップのDDの際に、ありとあらゆるビジネスKPIは訊かれるのに人的指標については殆ど訊かれないことへの違和感。それは以前関わっていたベンチャーの業績低下の背景に人のissueがたくさんあるものの、どの投資家もそれを聞いてこない/知ろうとしないのを目の当たりにしてより強く感じるようになりました。人事指標を見たり、ちょっとした従業員インタビューをしたらすぐに分かるはずのものなのに、なぜ表面のKPIにばかり捉われてしまうのか。
こちらな本も、ぜひ読んでみたいどの感じました!
「本書の解説がストンと腑に落ちる最大の理由は、その視線が一貫して「お金のむこう」にある「人」の労働にフォーカスされていることにある。」