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枝野氏「辞任、一人で考え、決めた」 野党共闘、はまった落とし穴

朝日新聞デジタル
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    拓殖大学大学院 客員教授

    今回の衆議院選挙は「自民党の議席を大幅に減らすために共産党が立憲民主党を自分のほうに引き寄せようと試みて、立憲民主党はそれに答えた」選挙だった。そして双方が共倒れになったけれど、出口調査や開票速報の初期の報道が間違いだらけだったことに惑わされた自民党関係者が、本当は圧勝であったことに気付くのが遅れたという選挙だった。そして有権者の判断だけが冷静であり光っていたという歴史に残る奇妙な選挙だった。


  • 立憲の源流は安保国会のとき、国会に集まった「市民の声」だと言うけど、この「市民の声」はノイジーマイノリティで、決してサイレントマジョリティではなかった。枝野さんと福山さんはノイジーマイノリティの声を受け、支持母体の連合の意向を無視し、いわゆる野党共闘を推進し、今回の衆院選挙で「敗北」した。相変わらずネット上には「枝野辞めるな」というノイジーマイノリティの声が溢れているという。こうした「市民の声」を無視した辞任の決断は正解だと思う。


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