ワクチン接種証明アプリ 損保大手が提供へ
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注目のコメント
非常に気になるのは、接種証明アプリや読み取りアプリ上に表示する内容や、施設側が読み取った接種情報の保護についてガイドラインも規制も無いまま民間や自治体がバラバラに突き進んでいることです。
例えば欧州のワクチンパスポート(EUDCC)では読み取った接種情報を保存することが3月の技術仕様のドラフトの段階から禁止されていました。ワクチンパスポートにはこれが個人の行動追跡に用いられるという懸念があるためです。
実に当然の配慮ですが、こうした当たり前の点ですら日本での接種証明アプリに関するプレスリリースで説明を見たことがありません。
また個人的な感想としてクーポンなど商売っ気が全面に出ている点に関しては強い違和感があります。フランスも含め欧州では接種証明は法令等で求められた場所でイヤイヤ提示するもので、販促目的を前面に出した事例はちょっと聞いたことがありません。北米ではドーナツの事例が有りますがアジア等の他の地域ではあるのかな。
「文化がちが~う」と言ってしまえばそれまでですが、接種情報は一応医療情報であり、また差別や分断の問題もはらんでいます。それを商売のためにビラビラ見せびらかすような活用は欧州では恐らく嫌悪感が強いと思います。個人的な好き嫌いでも、嫌いです。国としての規格はどうなっているのでしょうか?
○○ペイでもあるまいし、規格乱立は結局のところ利用者の混乱と利用率低下を招くだけです。
そもそも国際移動で相手国に対して重要な疎明資料となり得るものを、国主導で責任持って対応できないとしたら、日本は国際的に二流国家の誹りを免得ません。こういう動きが出てくるのは、ワクチン接種照明アプリに対する社会的ニーズが存在するから。国は経済対策の一部としてこれを位置付け、早急に全国民がスマホ上でダウンロードして使えるアプリを作って配るべきです。アプリについていうと、出す出すと言いながら全然使えるものが出てこないのは、デジタルの分野のスピード感に国がついていけていない証拠。デジタル庁はこの現状を、いますぐなんとかすべきです。