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NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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日本最大手の自動車メーカー、世界でもトップクラス。傘下に日野・ダイハツを有し、SUBARU・マツダ・スズキとも業務資本提携。HV技術をベースにPHV、FCV、EVを展開。北米を中心にレクサスの販売も。
業種
自動車
時価総額
62.1 兆円
業績
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なぜ最高益なのに幹部は「事実上の下方修正だ」とまで発言するのか。今後の注目点と合わせてご一読ください。
さて、記事には盛り込んでいませんが、いま自動車業界で起きているインパクトの大きなことの一つが「値引きをしなくなった」ことです。
半導体不足やコロナで、車は世界的に生産が絞られてしまっています。しかし、車は乗っていればガタが来るので、常に需要はあります。結果、販売店で行われていた値引きの額が小さくなっているのです。
例えばアメリカでは、トヨタの値引きは1000ドルほど減ったと言われています。あまりピンとこないかもしれませんが、トヨタの工場では日々、1台あたり「0.1円」のコスト減を削り出す活動が行われ、社としての目標が年間1台あたり約3万円の原価低減です。つまり、3年以上かけて必死に削り出す分の粗利が値引き減で乗ってくることになります。
余談ですが、日産は特に値引の額が大きいことで知られますが、今は2000ドルほど減少したようです。2000ドルと言うと、ざっくり日産が1台の車から得ていた粗利と同じくらいでもあります。
コロナや半導体不足の裏では、こうした出来事も起きていて、それが反映された決算でもあったと感じます。
ちなみに、テスラは基本的にウェブで注文する直販型なので、値引きは『0』。利益率が高いのもうなづけます。
そんな中で、一旦はセルサイドの好材料の方が強いとして、上方修正に繋がりましたが、今後、いつ逆転するか分からないので、トヨタ自体も、また投資家も手放しでは喜べない状況ではないか、と思います。
結論から言うとEVそれ自体がエコにつながるような気はしません.直感的に考えて,結局化石エネルギーから電気を生むのがほとんどですから
・ガソリン車:化石エネルギー→熱エネルギー→動力
・EV車:(化石エネルギー→熱エネルギー→)電気エネルギー→動力
一つ変換ステップが多い分,無駄になっている部分も多いのかと(動力に変換する部分に関しては電気→動力のほうが効率いいかもしれません)
しかし,EVが電気や再生可能エネルギー関連技術の発展を加速させることは間違いありません.なので,結果として持続可能社会の実現に大きく貢献する良い取り組みだと考えます.