キッコーマン、ブラジルでしょうゆ生産=海外工場8カ所目
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南米では、1950年代から日系人のMarco Kamego氏が、Kikko社を創業し、Kikko Siyau、Kikko Misoなどの大豆を原材料とする製品でペルーやブラジルの市場で広く受け入れられてきました。
いうまでもなく、Kikko社は、キッコーマンとは別の会社です。Kikko社は、ペルー社会で広く受け入れられる調味料としてアレンジされたSiyauやMisoを普及させることに成功しています。
考えた方がいいのは、キッコーマンが日本で売っているのと同じ醤油を、日本から来た「本物」として売り込むのがいいことか、ということでしょう。そのやり方で売れるのか、ということを含めて。日本から来た本物、が、必ずしも世界中の市場でウケるわけではありません。
ブラジルは米国と世界1、2位を争う大豆生産国で、輸出国としてはトップです。キッコーマンがブラジルに生産拠点を置くのは合理的で、ブラジルで大量生産して世界各地に輸出することもできるでしょう。これは現地在住者にとっては嬉しいニュースです!今までも海外産のキッコーマン醤油はありましたが、値段が1500円以上していたのでなかなか手が届きませんでした。
サンパウロ市内ではコロナ前はシュラスコ店よりも日本食店が多いと言われていたほど日本食は根付いているので、むしろこちらでの現地生産が遅すぎたくらいではないでしょうか。記事にもあるようにローカルの醤油メーカーが山ほどあり、それぞれ味に個性があるので面白いですが、以前はキッコーマンの醤油刺しを使っているけど中身は別のローカルの醤油を使っているレストランもたくさんありました。最近では本格派の日本食店が増えてきたこともあり、醤油にもこだわりを求める飲食店が増えてきた感じがします。現地生産でリーズナブルな価格になればキッコーマン醤油が浸透することは間違い無いですね。尾崎社長、さすがです!!ビール・チーズ処であるウィスコンシン州醸造の米国産キッコーマンが食卓の「ベースライン」である北米環境が恵まれていると実感しました。
因みに、日本の家庭用醤油の進化は凄まじいので、我が家では宗太節の出汁醤油を通飯して卓上で使っており、2周りほど美味いです。日本の他の産業も食産業ほど進んでいれば、と思うことしばしです。