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お世話になっている「週間天気予報」どうやって出しているか知っている?

ブルーバックス | 講談社
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  • 国内航空会社 気象予報士

    数値予報の何たるかを解説してくれる記事(もとい、本の一部)ですね。
    大気の状態や運動を説明してくれる方程式系は、すでに立派なものが出来上がっています。理屈の上では、週間予報程度であれば極めて精度よく予報出来て当然の話です。
    では、なぜそれができず、記事中でいうところのカオスが生じてしまうのかということがポイントです。このカオスについては、よくバタフライ効果などといって説明されます。ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスでの竜巻を引き起こすか?というタイトルで米国の学会で講演が行われたところから名付けられたものですが、気象観測が大気の状態をすべて測れるものではない以上、こうした予測の不確実性とは切っても切れない関係があるとされています。

    たとえば、気温の観測はどうでしょうか?日本にはアメダスがおよそ20km間隔で設置されていますが、アメダスの設置されている環境の差(たとえば東京のアメダスは北の丸公園の一角、武蔵野台地の面影を残した場所に設置されており周辺の都市部との差は明らかです)、また20km間隔の観測網にとらえられない変化があると、もうそれは数値予報がもつ初期値のわずかな違いとして影響してきます。
    また、日本ほど密に気象観測されている場所ばかりではなく、観測網が粗い場所は世界に広くあり、人口のいない中国内陸部やシベリアは代表的ですし海上も観測密度は大変低いです。そういった事情もあり、初期値の違いという問題は気象をやる上では避けて通れない問題です。

    気象予報は、すでにAI的な仕組みを使って出されているところも数多くあるのですが、何か激しい予報が出てきたときに、本当にそういうことが起こるのか、数値予報モデルごとの特性や、過去に何か災害が発生したときのデータは、などをもろもろ調べ、バランスの取れた言葉にするのはあくまで予報官や気象予報士など人間の仕事になるかなというところです。


注目のコメント

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    フリーライター サイエンスライター・気象予報士

    ちょっと専門的な内容ですね。週間天気予報や、台風の予報で先の予報になるほど当たりにくくなる理由について詳しく説明されています。記事内にある週間天気予報の下のABCの信頼度は、気象庁HPでしか見られないので、週末の天気が気になる人は、気象庁HPをチェックすることをおすすめします。雨予報でもCなら期待できますね。台風の予報円も、あれは台風の大きさではなくて、台風の中心位置が円の範囲内のどこかになりますよという意味なので、先の予報ほど円が大きくなります。


  • 小売業

    アンサンブルって音楽みたいですね。ひとまずこの土日は
    大きく天気が崩れないことを祈ってます。


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