2021/11/2
【激震】ミレニアル経営者たちが恐れる「Z世代の職場革命」
INDEX
- 30代前半でも「年寄り」
- Z世代が変える「会社の価値観」
- ミレニアル世代の「矜持」
- 9時5時勤務に意味はあるか?
- 職場のヒエラルキーに逆らう若者
- 「政治」を語らずにモノは売れない
- Z世代からの学びは「命綱」
30代前半でも「年寄り」
大手テック企業でプロダクトマネジャーとして働くジェシカ・フェインはミレニアル世代だ。TikTokをチェックしている彼女は、いまどきスキニージーンズや横分けのヘアスタイルが消えかかっていることは理解していた。
しかし、自分のお気に入りの絵文字(具体的には、泣き笑いの顔文字)までもが時代遅れになっていると知り、職場の後輩に意見を聞いてみることにした。
職場のSlackの雑談チャンネルに、彼女はこう書き込んだ。「この絵文字を使うのは、もうクールじゃないって本当?」
すると、ある後輩からこんな書き込みがあった。「言いたくないけど(H8 2 break it 2 u)、その絵文字は仕事相手にしか使いませんよ」
顔文字は時代遅れ?(cienpies/iStock/Getty Images)
現在34歳のフェインは、かつてミレニアル世代がロンパース、ローズピンク、クラフトビール、Netflix and chill(ネットフリックスを見てまったりする)などの流行を生み出していた時代を覚えている。
だがいまや、自分が同僚たちから年寄り扱いされているのではないかという、不吉な感覚に捉われている。
世代交代はひそやかに、しかし容赦なく進行する。そして、新しく登場したグループが職場の常識やルールを決定するようになる。彼らは絵文字の使い方ばかりでなく、政治的なスタンスから働き方へのこだわりまで、少し年配の上司の時代遅れなやり方に、遠慮なく疑問を突きつける。
ミレニアル世代の男性の一部から制服のように愛されてきた高級アパレルブランド「Bonobos(ボノボ)」の共同創業者であるアンディ・ダン(42)は、「自分がクールではないという感覚は強くあります」と話す。「ようやく、そのことを受け入れられるようになりました」
アンディ・ダン(Lyndon French for The New York Times)
Z世代が変える「会社の価値観」
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