「卒業後に自立できるように」存在感増す通信制高校
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入学者数と卒業者数、進路と数年後の状況などを公表していくと、各校のあり方がよく理解できそう。少なからず、卒業する生徒の進路が決まらず連携させてほしいお話来るのだけれど…
「高校卒業だけを目標にしている学校は今後、ニーズに応えきれず生徒の確保が難しくなっていくのでは」路頭に迷わないようにするのが高校の役目だと考えています。
進学校は、そんなことを考える必要はないでしょう。自分で勝手に切り拓いていきますから。問題なのは、中から下のレベルの高校で就職がメインになっているところです。進学して行く子は自分のやりたいことがわかっているから、書類さえ整えてくれれば問題ありませんが、何をしたいのか自分でわからない子が進路を決められずに卒業していくことだけは避けなくてはいけません。
中学校では問題視されてても高校で改善していける例は多くあります。結局、それも学校とか教員次第なんですよね。ただ、根源の家庭教育が成立していることが前提です。支援はできてもやるのは本人です。通信制を、"普通"に対して適応できない人でも「高卒」までこぎつけられる逃げの一手、と捉える方が多いのですが、私は「生徒が逃げてる」というよりも「通信制高校がさらに窮地に追い込んでいる」と思っています。
なんとか「高卒」の条件を満たせればいいや、という気概の教員が多いから、文科省が規程を改正したりカリキュラムの明示を求めているのかと。
もっと一人ひとりの可能性を引き出したり、再起の方策を立てたりするという、"普通"とは違う努力が求められてるのに、全日制の廉価版教育に甘んじている教員がほとんどだな、と現場で見ていて感じます。
せっかく「個」であることが優遇される環境なのだから、もっと一人ひとりが自分なりの生き方を追求して自立していくような教育ができる体制が整うことを一教員として望みます。