「メタバース元年」の中国、9月から商標申請3000件。Facebook砲には「リブラの二の舞」警戒も
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現在VRデバイスにおいては、FacebookのOculas(Meta)、SIEのPSVR、台湾HTCのVIVE、ゲームプラットホーム「Steam」で知られるValve社のIndexが主要ですが、その他のスタートアップが開発しているものもなかなか魅力的で、それらの多くは米国と中国の企業です。VRHMDのスタートアップのPicoも、先日北京字節跳動科技(バイトダンス、TikTokの運営会社)に買収されました。その額約9900億。本気度を感じます。
もしメタバースやブロックチェーンがこのままスケールして、構想どおりネクストインターネットの地位を築くとすると、それはつまりVRのデバイス戦争の結果次第で世界のテクノロジーやコンテンツをリードする立場が米国GAFAMから中国BATH+バイトダンスにシフトすることも考えられるほど、重要な局面を迎えています。
テンセントは先日KADOKAWAの株式を約299億円で取得、マーベラスやプラチナゲームスといった日本の優れたコンテンツを制作する会社も傘下に収め、次々に材料を揃えつつあります。
これに対してMeta社はというと、VRゲームで最大級のヒットを生んだビートセイバーを買収などしているものの、中心としてはプラットホームに注力する構え。全方位のテンセントと集中と選択のMeta、という構図、どちらが時代の潮流として正なのか、結果が出るのはそう遠くないように思えます。Facebookがメタバースの会社にシフトするなら、テンセントが最大の競合になるよね、って話。TikTokを運営するバイトダンスも今年、中国のVRデバイスメーカーを高額買収しています。