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非常にテクニカルな内容を、ロイターさんはかなりさらっと報じておられるので、バーゼル委員会OBとして、若干解説させて頂きます。

世界で30行程度選定されているG-SIB(システミックに重要なグローバル銀行)への上乗せ規制の一つである「TLAC規制」は、既にバーゼル委員会および金融安定理事会で合意されています。今般の措置は、G-SIB4行を国内に擁する中国が、その国内適用を定めたという性質のものです。
(もちろん、日本も国内適用について既に定めています。)

TLACは、自己資本の外側に、さらに自己資本に準ずる損失吸収力を持ちなさいという規制です。したがって、もともと自己資本が厚い(例えば、もともと規制の2倍自己資本を持っている)銀行であれば追加負担は小さいのですが、もともと自己資本が規制ぎりぎりしかないような銀行にとっては、例えば、新たに預金や一般債権に劣後する債券(その分利払いが増える)を発行しなければならないなど、負担が大きくなります。
GSIBsへのTLAC規制の国内適用ですね(日本で言うDSIBs)。
それだけ中国諸銀行のシステミックリスクの兆候が増してきた証左。おそらく中国中堅銀行から高利回りのTLAC債が増発される事でしょう