ＴＯＢ価格、引き上げ拒否＝新生銀公的資金「返済に全力」―北尾ＳＢＩ社長
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こういった発言こそソーシャルレンディングで詐欺紛いの事件があったSBIらしいやり口だと思いますが、それはともかく知識レベルが高いはずのNewsPicksにおいて新生銀行が公的資金を返済できない理由を理解せずに北尾氏に流されているようなコメントが散見されることにガッカリです。
新生銀行はただお金を返済すればいいならそれだけの資本はすでにあるかと。返済できないのは公的資金が株式化されているためで、返済にあたっては当時の株価まで戻す必要があるのですが景気が悪いため新生銀行に限らずSBI自身も他の邦銀も同じように株価低迷していますので難しいでしょう。りそなやあおぞらといった他の公的資金流入銀行は優先株だったので返済できましたが、政府が新生銀行だけ普通株に転換したため更に返済が困難になりました。正直政府の失態だと言っていいレベルで、これでは誰が経営しても返済は無理かと。
このことは北尾氏も当然知っているでしょうから現にSBIも返済プランを出せてないですし、陰でスクイーズアウト的な提案をしたものの株主訴訟になるレベルの酷さだったため新生銀行に断られました。
このようにグレーな方針を持ちつつ株価低迷しているSBIがどうして新生銀行の株価を上げることが出来ると思うのか疑問です。北尾氏が言っている、新生銀行がリターンを上げていないという点はもっとも。ただ、新生銀行側が言っている「少数株主どうするの？」は別軸でもっともなこと。
論点がかみ合っていないというか、お互いが相手が反論できない部分について自説を言っているだけとも言える。少数株主についてはしっかり回答してほしかった。以下ごもっとも。ここまでごねる新生銀行に対して愚痴も言いたくなります。
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北尾氏はまた、新生銀が約２０年にわたり公的資金を完済していないことについて、「１０～２０年単位でお金を返さないことはあり得ない」と厳しく批判。
