2021/12/19

#9 総合商社の「リアル」を知る特集7選

世界に例を見ない、日本独特の業態「総合商社」。
最新の新卒就職人気企業ランキングでも、上位にランクインする人気の業界である。
しかし、脱炭素、働き方改革、ダイバーシティ、新型コロナなど急速な時代の変化に伴い、総合商社を取り巻く環境も大きく変わっている。
総合商社の「今」はどうなっているのか。目まぐるしい時代変化に、総合商社はどう対応していくべきなのか。
今回は、総合商社のリアルを学べる7つの記事を紹介する。
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NewsPicks for Studentsのスタートに合わせて、NewsPicks編集部から、これから進路を考える学生に読んでほしい、観てほしい記事・番組プレイリストを週1〜2本で公開していきます。
INDEX
  • 1.5大商社のヒストリー
  • 2.伊藤忠、カリスマ経営者の「勝ち方」
  • 3.三井物産、脱炭素の生き残り戦略
  • 4.商社の新エネルギービジネス
  • 5.事例で見る、商社のバリューチェーンビジネス
  • 6.商社マンのリアルな本音
  • 7.株式市場から見た「総合商社」の姿

1.5大商社のヒストリー

日本を代表する大企業にして、莫大な純利益を稼ぐ総合商社。
しかし、総合商社は個人の消費者との接点が少ないため、社会的な知名度に反して、どのようなことをしている企業なのかを知っている人は少ない。だが実は歴史も、事業の内容も、社風もバラエティに富んでいる。
5大商社の「リアル」をまとめて紹介しよう。

2.伊藤忠、カリスマ経営者の「勝ち方」

総合商社の中でいま、トップに立つのが伊藤忠商事。2021年3月期、純利益で総合商社トップになり、今期は過去最高の純利益7000億円超えが見えてきた。
総合商社の中で万年4位だった伊藤忠をトップに押し上げたのは、カリスマ経営者・岡藤正広氏である。2010年の社長就任以降、伊藤忠を改革した岡野氏独自の経営を徹底検証した。

3.三井物産、脱炭素の生き残り戦略

今、最も商社の今後を左右する問題が、世界的な脱炭素の動きだ。資源関連の事業で莫大な利益を稼いできた商社にとって、脱炭素の流れはビジネスモデルを根底から揺さぶるものと言っても過言ではないだろう。
その中でも、三井物産は純利益に占める資源事業が6割に上る。三菱商事と並び、脱炭素の影響を最も強く受ける企業だ。三井物産元社長・安永竜夫氏は現在の脱炭素の動きをどう見ているのだろうか。

4.商社の新エネルギービジネス

脱炭素の影響は、事業の縮小・撤退だけに限らない。新たなビジネスも生まれているのだ。
今、注目されているのは、事業化の可能性が高いとみられている水素と洋上風力発電である。
足掛け5年超をかけて水素の事業化に向き合ってきた住友商事と、再生可能エネルギーに強い欧州の電力会社に4000億円を投じる三菱商事、それぞれの戦略を掘り下げていく。

5.事例で見る、商社のバリューチェーンビジネス

伊藤忠ならではのビジネスの一つが、食料カンパニーが手がける食品メーカー「ドール」だろう。しかし、青果ビジネスは、産地の天候不順などの影響を受けやすく、どうしても業績のボラティリティの高いビジネスだ。
特にバナナは追熟という工程があるため、比較的廃棄が多い。このバナナをレスキューしようとスタートしたのが、『もったいないバナナ』プロジェクトである。
ドールのマーケティング部シニアマネージャーの成瀬晶子氏のインタビューを通して、商社の強みを生かしたビジネスに迫る。

6.商社マンのリアルな本音

高収入、高学歴、海外で活躍──。
総合商社にそんなイメージを抱いている人も多いかもしれない。
しかし、商社で実際に働く社員は、「商社は元々、自分たちに技術があるスマートなかっこいい会社じゃない。これからは時代の流れにいかに泥臭く刺さっていくかだと思っている」と語る。
時代が目まぐるしく変化している中、総合商社で働く「中の人」がホンネを明かす。

7.株式市場から見た「総合商社」の姿

商社は、一部のエリートだけが入社を許され、就職が叶えば高給が約束される人生の勝ち組とされてきた。しかし、そうした一般の印象とは裏腹に、株式市場では商社は人気がない。
世間のイメージと株主市場からの評価にギャップがあるのはなぜなのか。インテグリティ代表取締役で財務戦略アドバイザーの田中慎一氏が、商社の財務分析から徹底解説する。
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