DXとはなんぞやと悩んでいたところ、BTS沼にハマったおかげで実感できるようになりました。おすすめです。顧客体験を変えるとはこういうことなのですね。 パンシヒョク氏がBTSについて「ファンに寄り添う存在にしようとした」と語っていました。日々を寄り添うことがこのプラットフォームの存在で可能になっているのです。日本でもyoutube上などの映像コンテンツに進出することはエンタメの必須事項ですが、どれだけお金をかけているのか。やはり地上波はオンラインよりも上のメディアという意識から抜け出せない。BTSはデビュー当時から独自の配信バラエティ番組を持っており、無料も有料もプラットフォーム経由で見られる。(無料コンテンツもビハインドや写真のダウンロードは有料です)初めてweverseの「in the soop」というBTSのリアリティ番組を見た時、すごいと思った。アイドルを定点カメラを仕掛けた家に1週間放置する。朝から晩までのBTSだけの映像を惜しみなくだしてくれる。韓国はこういうコンテンツ作りがうまいです。これが日本のテレビだったら、編集して尺を短くし、お笑いタレントや女性ゲストなども呼ぶでしょう。しかし余計なものはいらないのです。BTSも「ARMYのみなさんは僕たちをみるのが趣味だからね」とコメントしていた。ファンの気持ちがよくわかっている。テレビに支配されず思う存分ファンが見たいコンテンツだけを提供できる。これが独自プラットフォームの強みです。またプラットフォームには日、英、中の翻訳がついていて、そのUXの良さもストレスがありません。これは日本のエンタメもすぐに真似をした方がいいですよね。
両方とも、BTSの所属事務所HYBE傘下のアプリだと知り、驚いたのを覚えています。(V LIVEは、検索大手のNAVERから買収)
2020年に上場を果たし、時価総額は1.2兆円を超えるHYBE。特に興味深いのは、その買収戦略です。音楽の産業構造を変えようと息巻く、彼らの戦略分析をお届けします。
パンシヒョク氏がBTSについて「ファンに寄り添う存在にしようとした」と語っていました。日々を寄り添うことがこのプラットフォームの存在で可能になっているのです。日本でもyoutube上などの映像コンテンツに進出することはエンタメの必須事項ですが、どれだけお金をかけているのか。やはり地上波はオンラインよりも上のメディアという意識から抜け出せない。BTSはデビュー当時から独自の配信バラエティ番組を持っており、無料も有料もプラットフォーム経由で見られる。(無料コンテンツもビハインドや写真のダウンロードは有料です)初めてweverseの「in the soop」というBTSのリアリティ番組を見た時、すごいと思った。アイドルを定点カメラを仕掛けた家に1週間放置する。朝から晩までのBTSだけの映像を惜しみなくだしてくれる。韓国はこういうコンテンツ作りがうまいです。これが日本のテレビだったら、編集して尺を短くし、お笑いタレントや女性ゲストなども呼ぶでしょう。しかし余計なものはいらないのです。BTSも「ARMYのみなさんは僕たちをみるのが趣味だからね」とコメントしていた。ファンの気持ちがよくわかっている。テレビに支配されず思う存分ファンが見たいコンテンツだけを提供できる。これが独自プラットフォームの強みです。またプラットフォームには日、英、中の翻訳がついていて、そのUXの良さもストレスがありません。これは日本のエンタメもすぐに真似をした方がいいですよね。
IPO時に音楽事務所ながら1兆円をつけたことから、エンタメテックだともてはやされる一方で、BTSがヒットしてるだけ、という見方もありましたが、どちらも正しくどちらも間違ってる感じですね
BTSというヒットIPがあるのは大前提ですが、コンテンツの流通を垂直統合で抑えにいっており、ある種のSPAモデルというか、今風に言えばDtoCモデルというか、これによって中間マージンを排するとともに、顧客と直接つながることで追加課金が取りやすく、顧客の要望も直接吸い上げられる
クリエーターエコノミーの文脈で個人がエンパワーされている世の中ですが、ビッグスターこそネットを最大活用できることを証明した、ということなんでしょう
やはりスターやIPを持っているところは強く、それを軸に様々なサービスを展開できる。
タレントビジネスの難点はタレントは年老いたり、スキャンダルがあったり、人気商売なので不安定であることですが、プラットフォームを作ればさらに収益基盤が安定するのでタレントの育成により力を注げる。
この循環を作れるとさらに企業として力強くなっていくのが想像できます。ますますHYBE伸びそうですね。
「これらの複雑な産業構造の中で、かなりの部分が流通マージンに流出してしまう産業の特性を改善するために、音楽業界のバリューチェーンを統合して高度化する戦略を実行」
この切り口で攻めてくるとは。
HYBEとWeverse にはめちゃくちゃ可能性を感じます。
レーベルはIPともいえ、ソリューションはIPをどう出していくか、そして近年成長しているのがプラットフォーム。
ディズニーはIPがコア。それを様々なソリューションで出していく中で、自社でCATVなども持ち、プラットフォームも持っていた。プラットフォームは、昔は規模が求められたが、ネットでアプリなども出せるようになって、一気に参入障壁が下がった。ただDisney+など含めて一気にビッグプレイヤーが獲得コストもかけて入ってきているので、スマホゲームで起こったように、もうすでに一気にコストがかかり、合従連衡のフェーズに入ってきていると思う。
Netflixは、元はプラットフォーマー。ただ大きくなる中で自社IPを育てている。まだソリューションはプラットフォームと直結した動画部分だけだが、IP資産が蓄積していくなかではソリューション展開が広がる可能性もあろう。
そしてHYBEは、記事からIP・ソリューションから始まり、プラットフォームに広げていることが窺える。このセグメントにおいてトッププレイヤーになっているから、プラットフォームから始めたわけではなくても、他の事務所も使えるプラットフォーマーに新開しているように見える。
一種、Samsungが自社でスマホやりながら、有機ELやメモリなどをAppleに提供しているのと同じ。
スクーター氏はアーティストに対して結構えげつないディールを要求する印象がありますが、ビジネス的には彼が参画することも大きな成長へのプラスなのでしょうね。
(参考)
https://newspicks.com/news/5531149
https://newspicks.com/news/6128276
https://newspicks.com/news/6229371
2018年→68.6%
2019年→54.4%
2020年→46.6%
直近2021年第一四半期だと37.43%になってるんですよね....
直近ではNFT関連に関心もという記事も出てた(既にJYPはドゥナムと業務提携している)
ちなみに、LDHとは、登坂広臣さんのプロジェクト「CDL entertainment」で、HYBEの日本法人「HYBE JAPAN」が共同プロデュース、てのもある。
https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2172686