[ロンドン 26日 ロイター] - 中国が主導する国際開発金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は26日、2023年7月1日までに業務を気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」に完全に沿った体制にする方針を示した。

AIIBは30年までに500億ドルの気候変動ファイナンス関連プロジェクトを承認すると予想。これは、データを公表し始めた19年の4倍。

金立群総裁は「われわれは重要な局面に立っている。地球温暖化に歯止めを掛けたいなら、大胆かつ迅速、広範囲な包括的行動が求められる」と指摘。「今後は、あらゆる面で民間の参加拡大が必要だ。そうすれば、われわれは包摂的で公平かつ持続可能な将来を構築するという約束を共同で果たせる」と述べた。