[26日 ロイター] - ネット証券の米ロビンフッド・マーケッツの株価が26日引け後の時間外取引で下落し、新規株式公開(IPO)価格の38ドルを下回った。暗号資産(仮想通貨)ドージコインなどの取引が低迷したことで第3・四半期の売上高が予想に届かなかったことを受けた。

決算発表を受け、株価は9.02%安の36.00ドル。7月の公開価格を割り込んだ。

第3・四半期の総売上高は前年同期比35%増の3億6500万ドル。IBESのデータによると、アナリスト予想は4億3138万ドルだった。

ロビンフッドのテネフ最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で「第2・四半期を振り返ると、ドージコインを中心とする仮想通貨への関心が非常に大きく、多くの新規顧客を獲得でき、過去最高の売上高につながった」と説明。「第3・四半期は仮想通貨を巡る活動が過去最高の水準から後退し、売り上げ低迷につながった」と述べた。

第3・四半期はドージコインの取引が仮想通貨取引量の62%を占めたという。

株式取引に伴う売上高は27%減の5000万ドルだった。

仮想通貨の取引に基づく売上高は前年比860%増の5100万ドル。ただ、ロビンフッドによると、過去最高だった第2・四半期からは大きく減少した。