経産省が、台湾の半導体大手TSMCに「日本での工場建設」を"懇願"してきたワケ
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注目のコメント
この件は、本当に工場が立ち上がってウエハーが出荷されるまで判断が難しいところだと思います。工場さえ準備すれば、設備さえ整えれば稼働する訳ではない事が1番のポイントで、雇用するにしてもこの世代の技術でも日本国内には対応できる技術者、品質関連に責任を持てるエンジニアがほとんどいないと思っています。それは、日本国内には同技術ノードの製造拠点が今現在ないからです(メモリ製造はもっと微細ですが、メモリとTSMCが取り扱うロジックは別物です)。
また、立ち上げがうまくいかずズルズルと延期していくと、装置メーカーは装置検収を上げるタイミングがなかったり、材料メーカーは供給する材料の製造タイミングを測れなかったり、地元代理店に過度のプレッシャーがきたり、財務的なネガティブインパクトが大きくなります。
そのため、しっかりと工場の生産環境が正常に立ち上がり、品質管理も整って歩留まり良くウエハーが出荷される様になるまではお金がドンドン流れ去っていく事を覚悟しておかないといけません。
