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当時はまだマスク不足が深刻だったと記憶しています。
今だと実感が湧きませんが、少しでも多くのマスクが介護施設などでは必要だったはず。
原因を知りたいです。
きちんと当初の計画と実行における乖離を分析した上で、ピンポイントの批判であれば大変建設的です。
ニーズ予測という分析サイドが間違っていたのか?
配布におけるロジスティックスの調整というオペレーションサイドの問題か?
配布先の医療機関や自治体との交渉という政治的な問題だったのか?
ザクっと「間違ってる!」という批判は実は何の牽制にも建設的批判にもなっていません。
政府もだが、反政府的な各種発言がまずレベルアップが必要なんだなと感じました。
アベノマスクに関しては、供給が遅くても余っても政権批判に明け暮れるマスコミ仕草に呆れます。こんにち不織布マスクや消毒用アルコールが難なく手に入るのも、政府がサプライチェーン強靭化に努めた結果ですし、布マスクの供給はその繋ぎであり購入困難な高齢者などに適した策でした。需要予測やスピード感は課題でしたが、ワクチンとミクロな感染対策が鍵であり、政策努力としては極めて正当だったと思います。
安倍政権だった昨年の夏ごろ、完成するかどうかも分からないワクチンについて、支払いを約束して一定数を確保したと聞き及びます。治験に拘って接種開始は遅れたものの、その後、ワクチン調達がスムーズに進んで今では欧米主要国の殆どを上回る接種率になった背景に、その決断があったのは間違い無さそうに思います。これとても、ワクチン開発と効能が違う方向で終わっていれば、壮大な無駄と非難されていたように感じます。
検討すべき事を検討せず、或いは“邪な意図”を持って行われた無駄は非難されるべきですが、大きな不確実性がある中で敢えて取ったリスクは必ずしも非難に当たらぬように思います。非難に重点が置かれると、次の緊急事態に際して誰もリスクを取らなくなりかねません。
適時適切に配れなかった事情、廃棄の決断が出来ず保管コストが追加で発生した事情、といったものを具に検討して今後に活かす事がより重要じゃないのかな…
助成金等の不正受給にしても、第一義的に責められるべきは悪意を持って不正に受給した側で、そちらは適切に検証して二度と不正受給する気が起きぬほど叩く体制を整えるべきでしょうが、事前審査を厳しくし過ぎると、支給と体制作りに過剰な負担がかかりそう。
検査院の指摘にはランクがあり、法律違反があったり、関係省庁に改善を求めたりする「指摘事項」と、それ以外の報告にとどめる事項があり、記事で「会計検査院法に基づく意見表示は見送る」と書かれているのは、指摘事項にはあたらないと検査院が判断したことを意味します。
とはいえ、仕様書の甘さが配布の遅れを招き、配布が始まった頃には市中のマスク不足も解消に向かいつつあり、活用されなかったことも事実。こうしたプロセスの検証を今後の施策に生かして欲しいと思います。
当時はやれることは何でもやるという雰囲気でした。
与党は実行してしっかりと検証する。
野党は対案を出していくのが健全な社会だと思います。
不織布は医療関係者向けの流通に悪影響があるので問題があるのでは?と言われてましたが気にせず。当時海外では他国のマスクを接収したようなニュースもありましたね。中国での収束が思ったより早くて日本向け輸出が増えたのと、コロナ収束がいつになるか見えないため不良在庫を抱える可能性からマスクの新規生産を渋るメーカーもある中でシャープなどが手を上げてくれたこともあり厳しい状況を乗り切ることができマスクを使わずに済んだと言う点はあるかと思います。
後知恵であれは無駄だったと言うのは簡単ですが同じ後知恵の神の視点から言うのであればマスクに限らず衛生関連の物資は腐らず劣化も遅いので死ぬほど備蓄しておけというくらいでしょうか。