政府配布の布マスク、8200万枚・115億円分余剰 検査院
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安倍政権はアベノミスクに始まり、アベノマスクに終わったと思います。これと並ぶ判断ミスが、全国一斉休校でした。象牙の塔の中で側近政治を続けていると、いかに感覚がずれてしまうか。政権担当者は反面教師とすべきです。ただ、会計検査院が「忖度」なく、こうした調査結果を出したことは、日本の民主主義が機能している証左であり、ホッとします。そして本当に「忖度」がなかったかどうかを調べるのは、ジャーナリズムの仕事です。
余った枚数とその金額に対してだけ反応するメディア・論壇が多いのは気になりますね。たぶん10億円、800万枚でも同じ批判が出ていた気がして、失敗を許容しない文化を改めて認識。
きちんと当初の計画と実行における乖離を分析した上で、ピンポイントの批判であれば大変建設的です。
ニーズ予測という分析サイドが間違っていたのか?
配布におけるロジスティックスの調整というオペレーションサイドの問題か?
配布先の医療機関や自治体との交渉という政治的な問題だったのか?
ザクっと「間違ってる!」という批判は実は何の牽制にも建設的批判にもなっていません。
政府もだが、反政府的な各種発言がまずレベルアップが必要なんだなと感じました。ミッドウェイ海戦しかり福島第一原発しかりアベノマスクしかり、戦時の取り組みや判断の巧拙を戦後の平時の感覚で評価することはできません。今後の改善の糧にすれど批判するのは的外れというもの。
アベノマスクに関しては、供給が遅くても余っても政権批判に明け暮れるマスコミ仕草に呆れます。こんにち不織布マスクや消毒用アルコールが難なく手に入るのも、政府がサプライチェーン強靭化に努めた結果ですし、布マスクの供給はその繋ぎであり購入困難な高齢者などに適した策でした。需要予測やスピード感は課題でしたが、ワクチンとミクロな感染対策が鍵であり、政策努力としては極めて正当だったと思います。