パナソニック、新型EV用電池試作品を公開 容量5倍に
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注目のコメント
単位あたり容量が5倍かと思って見たら、サイズが約5倍になっただけだった。
自動車に限らず、バッテリーで駆動するものにおいて最もイノベーションが待たれるのはバッテリーと充電周りだと思う。充電という生産性の無い作業に、何億時間も取られているのは人類の損失。本当に安全に使えるのであればいいが。従来のバッテリセルは、1本1本電荷量のバラつきがあるため、半導体IC(バッテリ管理システムBMS)を使って電荷量を揃えています。セルを大きくしてセルごとのバラつきをどうやって制御するのか、そのめどが立っているのか、また急速充電するために高電圧をかけますが、それに耐えられるのか、不安があります。BMSチップを使わなければ、過充電などによる発火を抑えることはできません。リチウムイオン電池には過充電は絶対避けなければならないからです。
理論容量の限界から考えれば3倍でも不可能なので、重量または体積あたりのエネルギー密度が5倍になることはあり得ません。
また円筒型セルを大型化するには旧三洋電機の製造ノウハウが必要なことも自明でした。決算説明会で問題を指摘していたカレンダーロールもパナが解決したのでしょう。
4680でLFPを使うことは無いでしょうが、NCAは継続するのか。また液冷の効果検証はこれからですので、車載容量と搭載セル数の皮算用で最適値とはじき出した円筒型セルの大型化化がうまく行くのか、まだまだ道のりは長いと思われます。