精神科に入院、8割が苦痛な体験 日弁連調査「人生破壊している」
コメント
注目のコメント
以前にこんな記事もありましたね。
精神病院40年入院、69歳男が過ごした超常生活
https://newspicks.com/news/5290158/
(以下、リンク先から引用)
厚生労働省によれば、日本の精神病床の平均在院日数は285日(2014年時点)。500日近かったかつてに比べれば短縮傾向にはある。だが、ドイツは24.2日、イタリアは13.9日など、定義が異なるとはいえ、数十日程度がほとんどの諸外国と比較すると、非常に長い。これ、日本社会のダークサイドですよ。健常者の平穏な生活を守る為の犠牲となっている面もあり、誰しもが「自分は無関係だ」とは考えない方が良いと思います。
これは少し古いですが、精神疾患のある方と犯罪についてのデータがあります。
https://www.moj.go.jp/housouken/houso_2004_hk1_1.html
要約すると、精神疾患または疑いのある方が、犯罪検挙人数に占める比率は0.7%と低く、有病率から考えても犯罪率に有意な差は見られない、という結果になっています。
ところが、罪名別だと放火犯の14.3%、殺人犯の8.4%が精神疾患または疑いのある方による犯行でした。
この精神疾患の内訳は、60%前後が統合失調症、次いで双極性障害約10%、アルコール、薬物依存症10%前後と続きます。
また、心神喪失、心神耗弱の約60%が統合失調症だと言われてます。
最近だと京アニ事件、後は看護師による患者3人の殺害も統合失調症だと言われてますね。
で、その統合失調症ですが…発症率は約0.7%、誰でも発症し得ます。150人に一人なので、決して珍しい病気じゃない。
統合失調症の方の名誉の為に書きますが、初期症状のうちに治療を受ければ回復する可能性が高く、危険性もそこまで高くない事も事実。問題は悪化した時です。
実際には難治性なども含め閉鎖病棟に閉じ込められて暮らす患者さんは大勢いますが、そこにあるのは単純な善悪ではなく、社会として受け入れられるキャパシティを超えた世界、という側面でもある事実。
薬漬けの朦朧とした患者さんも、退院して薬断ちして悪化したら…?など、現実社会で今私たちが守られてる、という事実を直視して議論すべきです。日本は安全です。そして、この件だけじゃないですが、安全とトレードオフになっている事もあるし、そのあおりを受けて不遇を受け入れてる方が存在する、という現実をまず認識すべきだと思います。『入院中に「悲しい」「つらい」「悔しい」といった体験があったか尋ねると、81%が「ある」と答えた。』
そりゃまあ大半は、悲しかったり、辛かったりして入院するだろうからね。
逆に、入院中にもかかわらず、嬉しいとか楽しいと思えるようになったら、それはもう退院すればいいんじゃないかな。