代替肉「ビヨンドミート」の株価急落、競争力低下に失望
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ビヨンド・ミートは、上場後の株価が軟調に推移するスタートアップ企業のIPOが多かった2019年においてもっとも成功したIPOのひとつと評されていました。
そんなビヨンド・ミートですが、ネスレが2017年に買収したスイート・アースがオーサム・バーガー(Awesome Burger)を販売開始すると発表したときは、遂にあの“食の巨人”ネスレも本気になったと受け止められ、ビヨンド・ミートの株価が下落したほどです。
そのときから芽があったということになるわけですが、業界ナンバーワンのガリバー企業にとって、2位以下が画期的な新商品を発売したら類似商品を出して対抗、全力でつぶしに行くことは極めて王道な戦略です。
何と言っても資金力や人材の総合力が圧倒的に違うので、なかなか出し抜けないものです。
逆に言うと、こういう事実を目の当たりにし、テスラは何から何までスゴイということが際立ちます。
注目のコメント
先行者は話題になりますが、先行者が勝ち続けられるかは当該事業の参入障壁や規模の経済性の有無に左右されるし、対象市場が大きければ大きいほど参入が増えて競争が激化するのはESG文脈の市場だろうと通常のビジネスと当然同じ
製造プロセスで規模が効く気はしないので、独自の製法などで味やコストで差別化するか、先行者としてユーザーに指名されるほどのブランドを確立するかくらいのような気がしますが、記事を読む限りそういう要素はなそうということですかね思ったより競争に勝てないと見られている植物ベースの人工肉を作るビヨンドミート社の収益見通しが悪化、成長鈍化を投資家に警告しているという。
僕はこうした人工肉を食べたいと思うほど意識が高くもないので、結局普通の肉より“うまい”か“安い”かでない限り、食べたいとは思いません。こうした人がマスでは成長鈍化は想定内でしょう。これを覆すのなら、平均的にもっと意識が高い/高まっていくか、普通の肉よりうまい/安いか、が満たされていくことが市場拡大の条件になり、またそのうまい/やすいを実現する技術的競争力を持つ企業が(先行者に関係なく)選ばれるとすると、まだまだこの市場は未来が分からないですね代替肉に関する一般論ですが、Climate Techという観点で極めて重要なテーマだと思う一方、単純に美味しく感じられないんですよね。
「XXXXカルビ味」などと銘打たれたものを食べると、裏切られた感が強く印象に残ってしまう。
この点、日本には豆腐という立派な食文化があるわけですから、中途半端な代替肉だったら豆腐を食べりゃいいじゃないかと感じてしまいますし、日本から豆腐文化を広められないもんかな〜と思います。それこそクールジャパンじやん、と。
並行して代替肉の味の向上にも期待したいですけどね。