中国の新型コロナ感染、向こう数日で状況悪化の見通し-衛生当局
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ワクチン接種開始前は、生活様式や政策の効果、変異ウイルスの影響といった点で、国外の動向が参考になりやすかったと思います。しかし、接種開始後は、感染流行の状況がワクチンの接種率や接種のタイミングの違い、用いられているワクチンの有効性の違いなどにも大きく影響を受けるため、国外との条件の違いはより鮮明となり、統計学を用いて評価されたデータ以外は、国内向けに参考とするのは困難になったと思います。
少なくとも、現状の日本のワクチン接種率の高さや、多くの人がワクチン接種完了からまだ間もないこと、国内で用いられているワクチンの大半が非常に有効性の高いmRNAワクチンであることなど、諸外国と比較しても現在の条件はかなり良いと思います。中国では新型コロナへの感染が早期に発見できるよう、職場、学校、地域等に対して定期的に検査を受ける義務が課されているそうです。エリアで感染者が確認された場合は買い出し以外の目的で住居内から出ないよう、住居の入口を警察が管理して自由な行動を完全に制限し、感染者がゼロになるまで行動を制限するそうですが、かなり前よりワクチンの接種効果もあって感染者をゼロ近くまで抑えてきたため、普通に行動ができていたそうです。
「感染力の強い変異株(デルタ株)の侵入」と「経時的な理由によるワクチン効果の減弱」により感染拡大を抑えられなかったということを意味すると思いますが、そのように早期発見と即時の対処を行って対処する国ですので、マラソンなど感染の大きな拡大が危惧されるイベントをタイムリーに中止しても違和感をもちません。
感染症蔓延防止政策に関しては、国民の自由度(民意の尊重)との逆相関が認められる(国家の強制力が弱いと蔓延しやすい)と思いますので、徹底的に国家の活動を優先する中国での感染拡大は限定的にとどまるように思えますが、大きな広がりにならないことを願います。
自由、義務、権利については、そのバランスが重要だと思います。なんかデジャブな感じの報道。
少し前の日本でも「感染は国外から持ち込まれたデルタ変異株によるもの」という説明はよく行われていました。
今の「日本の奇跡」は、なぜ起きたのか?中国や英国とどこが違うのか、潜在的なリスクはどこにあるのか?
少し前まで、毎日のようにメディアに登場していた専門家のみなさんに、今の状況をわかりやすく説明してもらいたい、と思うのは私だけでは無いと思います。