欧州中銀、「南欧配慮」で対立 コロナ危機対策の出口探る
時事ドットコム
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バイトマン独連銀総裁のスタンスがあるからこそ、南欧にどう配慮をするのか、それは財政統合の問題ではないか、というユーロ圏が持つ構造的な課題が浮き彫りになります。
例えば、通常の国債購入(APP)では、ギリシャ債は適格担保要件から外れますから、危機時の国債購入(PEPP)を手仕舞えば、自ずとギリシャ債には金利上昇圧力がかかる。この辺り、どう配慮すべきか。
気候変動対策にご注力なEUですが、かつて世界経済を巻き込んだ財政統合問題に関しては、依然として抜本的な改善を見ていません。グリーンボンドとしても発行される共通債さえ、本来の財政統合からは程遠い取り組みです。