【削除されました】養殖物2021年10月24日(日)
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おはようございます。
クラシックの巨匠たち(No.2)
序章 私の鑑賞体験から②
中学校に入ると私のクラシック熱は上がってきました。その頃の心境は思い出せませんが、何故か無性に古典音楽というものに強く惹かれたのだと思います。それで中学一年生の時に、生まれて初めてお小遣いでクラシックのLPレコードを一枚買いました。その記念すべきイニシエーション(通過儀礼)で大人気分が味わえて嬉しかったですね。デザインが美しい大きなジャケットの中にまだ見ぬ(いや、まだ聴かぬ)音源が込められていると思うとゾクゾクしました。収録曲はもちろんベートーヴェン交響曲第5番「運命」B面はシューベルト交響曲第8番(現在は第7番)「未完成」で、ボストン交響楽団 指揮シャルル・ミュンシュ でした。その後ボストン交響楽団は小澤征爾が指揮をする事になり、なんだか日本人の誇らしさを味わったことがあります。
クラシックの第一歩を踏み入れてから、あらためて自宅のレコードキャビネットの中を眺めてみると、いろいろな発見がありました。父はかなりの音楽愛好家で広いジャンルのアルバムを集めていました。タンゴ、マラゲーニヤ、ジャズ、軽音楽、そして何故か三波春夫や広沢虎造の浪曲全集など超クロスオーバーでした笑。私の文化一般に対する好奇心は父親譲りなのかも知れません。それで雑多なレコード群の中にクラシックの曲も幾つか含まれていました。やはりベートーヴェンの「エグモント序曲」「コリオラン序曲」スイスロマンド管弦楽団 指揮エルネスト・アンセルメ、そしてピアノソナタ「月光」演奏ウィルヘルム・バックハウス など。聴いてみると、バックハウスは「鍵盤の獅子王」と呼ばれるだけあって、無骨なまでの力強いテクニックに私は圧倒されました。私が中年以降に他のピアニストと比較すると、特に第3楽章など他の演奏家では拍子抜けする箇所も、バックハウスの演奏では全然伝わり方が違うのです。今から思えば、選ばれたピアニストにベートーヴェンが憑依したかのような気迫を感じていたと思います。このように作曲家の音楽を左右するのは、交響曲であれ独奏曲であれ、演奏家自身の力量であるとことを後になって学びました。それにしても、このスタートの時期から私のクラシックはドイツ音楽、特にベートーヴェン一辺倒だったのでドイツには本当に憧れました。
注目のコメント
快晴の日曜日です。早起きしたのでトレーニングしました。
https://twitter.com/Yuki_Yamagami/status/1452044117723078664?t=FAUGpXWePwrl1SyYWh_X_Q&s=19
筋トレとランニングを両方出来たのは久々です。心地よい疲労感に包まれています。この後は近所の名湯に浸かって疲れを癒してから、修羅の国に戻る予定です。
皆さまもよい休日を。早いもので今週で10月も終わりですね。
なんか今年はずっと緊急事態宣言だとかまんぼうだとかで普通の日々がほとんどなかった気がしますが、ようやくその終わりが見えてきたような気が実感としてします。
テセウスの船のパラドックスのようなもので、戻ってきた普通の日々は、どこか以前とは違うはずで、この様々なギャップとどう向い合うのかが、今度は大事になってきそうです。
【今日の歴史】
1648年の今日三十年戦争の講和条約ウェストファリア条約が結ばれた。
欧州の大半の国が関わったこの条約によって皇帝や教皇といった超国家権力の時代が終わり、領邦国家の時代が始まったとされる。
歴史ではウェストファリア条約提携前を中世、その後を近世と呼ぶ歴史の転換点である。