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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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中国の「環球時報」は、10月19日にはすでに、津軽海峡を抜けた中ロ艦隊は、そのまま日本を一周し、大隅海峡または宮古海峡を抜けて帰るだろうと言っていました。日本を牽制するための航海であったということです。
2013年にも中国海軍艦艇7隻が日本を一周しましたが、この時は津軽海峡ではなく宗谷海峡を抜けました。今回と同様、「海上連合」という中ロ海軍合同演習の後に航海したものですが、ロシア艦隊は加わりませんでした。しかもロシアは中国に不信感を持っており、オホーツク海に中国艦隊が入るのを見計らって、ロシア海軍がオホーツク海で実弾射撃演習を行なっています。
その時の中国メディアは、「今回の日本一周の航海は、日本をあらゆる方向から攻撃できることを示すものだ」と言っていました。今年の中ロ艦艇の日本一周も、明らかに日本に対する軍事的な威嚇と言えるでしょう。ただ、威嚇するのは、日本に何かしてほしくないことがあるからです。
その何かとは、米国との軍事運用の一体化でしょう。中国は、昨年の米大統領選の頃から、バイデン政権の米国は単独で対中圧力をかけることができず、そのために「同盟国重視」を掲げていると分析していました。そうすると、米国の対中圧力を緩和する最も効果的な方法は、米国の同盟国を米国から切り離すことになります。今年8月の中国メディアは、「中国はもっと米中対立について語るべきだ」と報じました。中国対西側という対立の構図を避け、米国を単独で相手にすべきだというのです。
その意味で、AUKUSは中国に衝撃を与えたでしょう。中国は自らオーストラリアを米英の方に追いやってしまったのです。豪州の海軍運用は、将来的に米英と一体化するでしょう。その時、中国メディアは、同じファイブ・アイズのメンバーであってもカナダとニュージーランドは反中姿勢が強くないためにこの枠組みから外されたとしています。
しかし、10月初旬には、フィリピン東方海域で、日本、米国、英国、カナダ、ニュージーランド、オランダ6カ国が海軍合同演習を行いました。カナダとニュージーランドの参加は中国の危機感を高めました。この時、56機の中国軍機が台湾防空識別圏を通ってバシー海峡に向かって飛行しました。
今回の中ロ艦艇の行動は、特に危機感を強めた中国が、日本が米国と軍事的に一体化しないよう牽制したかったのでしょう。
中国海軍艦艇もロシア海軍極東艦隊も太平洋で訓練をするときは日本海から日本領海近くの海峡を通過して太平洋に出る以外の方法がなく、いかに中国、ロシアの海軍艦艇が不利な条件下にあるかをあらためて知ることになったニュース。
中ロの連携が明らかになる一方、本気でアメリカに対抗しようとしているのか、津軽海峡や大隅海峡を通過することで何を訴えようとしているのか。米対中露の冷戦時代を創り出そうとしているのか、単なるリアクションなのか。
今までにないくらい日本列島の海峡を航行しているので、要注意ですね!
大隅海峡海峡は「国際海峡」ではない
https://agora-web.jp/archives/2054230.html

マスコミの報道は間違いが多いので信用してはいけない