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筆者には厳しい言い方になりますが「学歴」と学歴の中の序列を決める「学校歴」の壁は今後はますます高くなっていくでしょう。

働く側のニーズの変化で企業の雇い方もまたジョブ型に移行しているといわれます。ジョブ型では「実力次第で学歴や学校歴は問われなくなる」というひともいます。わたしの見方はまったく異なります。

ジョブ型とは働くひと目線では「徹底的なキャリア指向=専門職指向」の到着地です。会社への忠誠心なし。転職し放題。ドライな関係です。そうなると雇う側は「それでもいいけどだったらおまえのジョブ=キャリアの証文を出せ」となる。

つまり「経験」のようなアプリオリなものではなく学歴や学校歴とそれらと結びつく専門職資格などの明確な基準。それは「キャリア」そのものだという考え方です。例えば何ちゃら医校などの専門学校をでてどれほど経験があろうが医学部を出ていないと医師国家試験の受験資格すら与えられませんよね?キャリア指向=専門職指向を追求すればするほど学歴と学校歴と専門職資格というキャリア要件が明確化される。

ジョブ型の故郷である米国をご覧なさい。ハイスクールより先の学歴と学校歴は「教育」ではなくて「キャリア」です。余談ですがだからこそハイスクールのプロムはあんなに派手なんです。まさに「卒業」なんですよ。そこから先は就職するも進学するも個々人の「キャリア」そのものです。

米国では特定の学歴や学校歴(特定の大学や大学院でしか取れない学位)や専門職資格がなければ応募できない仕事があるのはふつうのこと。例えばFBIの捜査官になるには法曹資格か会計士資格が必要だったんです。こう言っちゃなんですがたかが刑事さんですよ?だから社会に出てもMBAを取ったりロースクールやメディカルスクールに行く。

日本もそうなるならば筆者の経験はまだマシ。今後は即門前払いになる。嫌なら企業から「こういう領域の学位を取っておいで」「資格を取っておいで」と言われて終わりです。つまり「そっちがジョブ型を求めるのならば証文を出せ」。これがジョブ型なんですよ。

まだ米国ほどでない日本では筆者のように「自分の経験」を売り物にするキャリア指向は「ちょっとミスマッチ感があるなあ」程度で済んでいます。まあそれがふつうの日本の勤め人ってもんでしょう。で。質問です。ほんとうに日本の若者はジョブ型がいいんですか?