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確かにバイデン大統領は失言王ではあります。しかし、トランプ前政権が2018年に作成した内部文書「インド太平洋における戦略的枠組みに関する覚書」では「有事の際に台湾を防衛(defend)する」と明記されていました。アジア政策におけるトランプ前政権からの連続性を考えると、バイデン氏の「本音」が吐露されたとも見ることができます。以下が内部文書をスクープした拙稿です。
https://digital.asahi.com/articles/ASP1D7K5MP1DULZU00X.html
バイデン大統領は記者が「中国が台湾を攻撃した場合、米国は台湾を防衛するか」との誘導質問にひっかかり、あまり考えずに「イエス」と回答して「われわれにはその義務がある」と言ってしまったのではないか?日本でも欧米でも首相や大統領がうっかり口をすべらしてしまうことを期待して、ごく短いあけすけな質問をすることは少なくないから。バイデン政権の「政策見直しレポート」のたぐいではない。
バイデン氏の台湾に関する発言を受け、米政府は台湾関係法に沿い行動する方針には変わりがないと釈明しているそうです