[22日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は22日、供給網の混乱がこのところのインフレ高進につながっているとし、新型コロナウイルス感染拡大の収束に伴いインフレも収束するとの見方を示した。その上で、こうした状況に対応するために利上げを実施しないことが正しい判断になると述べた。

デイリー総裁は「忍耐強く、動かずにいることは、眠っているのとは異なる」とし、現時点で利上げを行なっても世界的な供給網を巡る問題は解決せず、むしろ来年の経済成長が阻害され、生産と雇用の双方が犠牲になる恐れがあるとの見方を示した。