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聖書の終末期預言によれば、イスラエルが反キリスト勢力と平和条約を締結する時に終末期は始まり、その7年後に人類の統治する社会は終わりを告げます。前半3年半に反キリストはあたかも平和の象徴のように振る舞います。世界からの期待を一身に受け、イスラエルは平和条約を結びます。条約を締結するには国家として認められていることが不可欠ですからイスラエルが1878年ぶりに再建したこと自体、終末期に一歩近づいたといえます。
聖書の記された2000年前の情勢として富と力を象徴する存在は第六の帝国ローマでした。帝国資本主義は中身を変えながら現在に至り、いずれ覇権は第七帝国へ移ります。この第七帝国の支配をよしとしない対抗勢力との世界戦争も起きます。この結果、後半3年半に入ると第七帝国は崩壊して更に混沌とし、10ヵ国の同盟軍がイスラエルを総攻撃することについても記されています。こうして最終段階を迎え、第八帝国として世界統一政府が覇権を握り、権益に連なる政商たちは大儲けをします。しかしそれは偽りの繁栄に過ぎず、欲が渦巻く中で神に背を向けて富または力になびいた人たちは滅び第二の死といわれる永遠の苦しみに至るというのが聖書の示す終末期です。ここに登場する第七の帝国は中国ではないかとか、同盟国にロシアが含まれるとか世界統一政府の前身が世界経済フォーラム(“ダボス会議”)であるとかいう噂も囁かれています。
トランプ氏の共和党は原理的すなわち聖書に忠実な政党です。一方、バイデン氏の民主党は人道を重視する。なので主義主張として日本は民主党に近い。しかしなぜ、安部氏とトランプ氏が親密だったかといえば、世界の共産化すなわち反キリスト勢力に対峙するトランプ氏と中国の勢力拡大に警戒感を示して憲法改正を目指していた安部氏とは呉越同舟の関係にあったからです。反キリストすなわち世界の共産化が眼前に迫る中、先を読み取り、心の平安と身の安全をどう守るかについて聖書は私たちに語りかけています。これが聖書の役割になります。
https://store.voyager.co.jp/publication/9784866890463
いかに国民党が腐敗していたとはいえ、当初圧倒的に有利な状態だった国民党を支援すれば、共産党を倒させることは十分可能でした。毛沢東が化け物じみていたとはいえますが、毛沢東1人を消せばどうにかなったことです。
外交の傑作のようにいわれた1972年のキッシンジャーとニクソンの米中国交正常化も、後々のことを考えて中国に向かいあっていたとはいえません。当時は、ベトナム戦争を終結させたいという米国の最優先課題、そして中国を取り込んでソ連を牽制するという冷戦の構図の中での動機がありました。しかし、中国のことをその程度の視点でしか考えていなかったともいえます。
中国は、古代以来、専制的な官僚制による中央集権国家で、そのことは変わるものではありません。そして、これも古代以来ですが、この専制的官僚制は、機能的ではあっても、経済的合理性によって動くものではなく、中華の伝統的統治原理に基づいて動きます。台湾併合に向けてこの専制的官僚制はフル稼働しつつありますが、経済的合理性の観点や米国式の安全保障戦略でこの動きを判断しようとすれば、完全に見誤るでしょう。
日本だけではなく、韓国も、東南アジア諸国の多くも、米国と友好でありながら、中国から経済的利益を得ようとしてきました。これは、米国が中国を圧倒的に抑え込める状態であれば可能ですが、台湾をめぐって中国が米国の囲みを破ろうとするこれからの状況では、もう無理です。東アジアの諸国は明確な選択を迫られることになります。
一方、アメリカから中国へ行く移民はどの程度いるでしょうか。アメリカで成功することを夢見て憧れる中国人の数に比して、中国で成功することを夢見て憧れるアメリカ人はいかほどいるでしょうか。
その差が、言葉や数字や建前には出てこない何かを物語っているように思います。
マクロ的な俯瞰図に加えて、ミクロ的には、おそらく、政策決定者等へのインタビュー丹念に積み重ねた上の論考だと感じます。
米中の歴史的歩みを振り返り、今後を展望するのに良いインタビューかと思います。ぜひご覧下さい。
グローバルに、リアルタイムに情報が手にはいる状況で、この閉鎖的な方針を維持しつづけるのはむずかしい。自由を削がれた人々の反発エネルギーは、いずれマグマとなって爆発するでしょう。
『中国の最大の弱点は、この国の歴史の長さ、規模の大きさ、そしてその複雑性から生じる、慢性的な「内向き」の性向にある。この性向は治癒が不可能なほど根深いものだ。
中国のリーダーは外の世界を見ることができない。代わりに彼らは「自分たちに都合の良い外の世界」を「発明」する。そしてこの「発明」は日々更新され、強化されていく。』
自分たちの都合のいい外の世界、現実のギャップが世界と中国のギクシャク感をもたらしているように思えてきました。
もうロシアという国は、ソ連でもロシアでもアメリカと同じ社会制度ととってもとらなくても、結局敵対関係は変わらないのではありませんか。
中米関係に戻るが、今は敵対が多いかもしれませんが、中国の多くの人はアメリカが好きで、アメリカをできるだけ理解しようとしています。
反対に、アメリカはいつも硬直的に中国を見て、中国の変化にたいして果たしてきちんと見ているのでしょうか。
おのずと見誤りたいのでこんな結果になったのではありませんか。
これはアメリカの「思い込み」を通り越して「思い上がり」だと思います。