【完全解説】ゼロからわかる「中国テック規制」の全貌
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良まとめ。
一点、別のアスペクトを加えると、ベン図で言うなら米国はじめ世界全体で起きている事と、中国独自のそれと、その双方の交わりの部分とがあって、ここでは全てが中国独自のそれとして論じられているものの、実際はテック規制や中国で言う共同富裕とは、西側諸国においても等しく起きているベン図の交わり部分に相当する。
つまりは市場原理主義とグローバリゼーション、そしてテクノロジーの急激な進展という3点セットが突き進んだ結果としての、格差分断による社会の不安定である。
それを中国においては共同富裕という言語で、その他の世界においては新自由主義からの脱却という文脈でそれぞれ論じられている。がいずれも通底しているメガトレンドは上記3点セットでありその結果同じ現象と同じような思想を持った社民色が強いバイデン政権でありあっさり引っ込めたものの分配やら新しい資本主義を唱える岸田政権でありが世界各地で誕生している。コロナで海外取材に行けなくなってから1年半。その間、中国経済の様相はガラリと変わりました。規制によってプラットフォーマー全盛期が終わりを告げ、新時代に突入しようとしています。もはや中国をテック大国という単一のスコープだけで見ていては、時代に遅れになりかねません。
特に夏以降は、共同富裕やネオ文革というキーワード、あるいは恒大問題など動きが多く、キャッチアップの難易度が上がっています。まだ参考文献がほとんどない中、取材を通して現状を整理しました。今の中国を理解する一助になれば幸いです。ワクチン接種が進み、ちらほらと渡航解禁の国が出てきている中、いまだ厚い壁に阻まれている（気がする）中国。
日本で暮らしていると驚くような規制の数々は、中国という国の体制を改めて知るきっかけになりました。
一方で「中華料理」とひとことで言っても、北京や四川など地域によって特徴が様々なように、なかなかひとくくりでは捉え切れない国、中国。
「5つの疑問」という視点を加えることで全体像が掴めたので、日々のニュースの解像度が上がりそうです。
