仏で使い捨てプラスチック廃止加速
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仏は2020年に「循環経済法」を定め、2040年には使い捨てプラスチックの市場への投入を禁止する長期的なゴールを設定した。フランス国内では「レジ袋有料化」どころか、現在ではその先の政策に進んでいるところである。
注目のコメント
どうも、「紙に代える」という方向性を出しているようにも見えますが。これも「完璧な回答」ではありません。
ここのところ、自動車用電池などで知られるようになりましたが。原料から製品廃棄までに必要なエネルギーを評価する、LCAという方法があります。
この手段で見てやると、紙というのはプラスチックに大きく劣る、という問題があるのです。パルプを水に溶解してすいた後、加熱して水を除くときに、大変大きな熱エネルギーを必要とすることが主たる理由です。
すなわち、よしんばプラを大規模に紙に入れ替えることに成功したとして。生産量を確保するには、別途、大きな(再生可能な)エネルギー源をも準備しなければなりません(まあ何でもかんでも原子力のフランスならば大丈夫かもですが)。
脱プラの基本路線はよいとしても。EU圏での議論は大変ラジカルなものになっていて、「異論は許さん」なんて感じになりつつありますが。いささか危険なものを感じます。化学工業の団体も(もう、「何もしませんは通用しない」ことはよくわかっているので)様々な提言を行ったりしていますが、なかなか聞いてもらえないという困ったこともあるようです。
我が国においても、ただただ「ヨーロッパはすごい」と追随するのではなく、広く議論を深め、よりよい姿を追求する必要があると思います。