2021/10/23

【GLAY】SNS時代はヒットより「らしさ」

新型コロナにより、甚大な影響を受けた職業の1つが、音楽アーティストだ。
収益源がCD販売からライブへとシフトするなかで、ライブ開催ができず、収入を失う事態に直面した。
「誘惑」「HOWEVER」「Winter, again」などのヒット曲がある人気ロックバンドのGLAYも、ツアー中止を余儀なくされた。
だが、リーダーのTAKUROは、オンラインライブの配信もあり、経済的にはさほど苦しくなかったと明かす。
むしろ問題は、オンラインライブはファンとのつながりや一体感がまったく得られず、「心が折れかけた」ことだった。
伝説の「20万人ライブ」を開いたこともあるGLAYだからこそ感じる、リアルにファンとつながることのありがたみとは何か。
TAKUROがNewsPicks編集部に赤裸々に語った。

配信ライブに感じた「限界」

TAKURO  数字だけを見れば、配信ライブは大成功だったと思います。ただ、ミュージシャン側の気持ちとしては、企画ライブを1発だけワンナイトでやることの「ライブの育たなさ」に、だんだん心が折れていった面はありました。