【鼎談】田原総一朗&池内恵&三浦瑠麗「日本や西洋がイスラム世界とすれ違う最大の理由」 - 田原総一朗の覧古考新
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注目のコメント
色々な点で興味深いテーマ。
池内・三浦両氏の間では、現状ではアフガンのようなイスラム社会に積極的に日本や西欧が関わっても、できることは限られている、で一致しているようだ。確かに、今の状況では、そう言わざるをいないかな、という感じはする。
ただ三浦氏の「日本人は飢えを救ってやっただけで満足しちゃう」というのは、どうなのかな、知らないだけなのでは。現に「祖父母がジーンズを履きたがった孫娘を撲殺して晒した」なんて話には、強烈な反発が起こると思うが。
池内氏の「近代化して豊かになっても、世俗化するということには、イスラムはならない。豊かになれば、改めてイスラムの教えに回帰して、『ちゃんとやれてなかった』ということになる。」そうなんだ。。。という感じだった。
近代というと、私もやはりウェストファリア体制とか世俗化とかの概念が出てきて、「内発性の問題はともかく、経済発展すれば、ある程度原理主義等も収まるのでは」と、頭の何処かで考えていたのだが、やはりそれは西欧化された思考で、そんな単純な問題ではないようだ。
その一方で、トルコの作家、オルファン・パムクの小説の中の、伝統的立場にも行けないし、近代にも行き切れないようなある種のモヤモヤ感は日本とも共有しているように思える。