中国はさらに市場開放を、米など貿易相手国が要請 ＷＴＯ非公開会議

コメント

注目のコメント

• 黒瀬 浩一

  りそなアセットマネジメント株式会社 チーフストラテジスト　チーフエコノミスト

  ・2021年10月21日

  中国のこうした不公平な慣行と政策に対抗するために、トランプ大統領時代に関税引き上げ、機微物資の輸出禁止、ファーウェイなどとの取引停止などが打ち出されました。ところが最近の傾向は、インフレ抑制には中国からモノを買う方が得策、米国のアフガンでの失態、更には北朝鮮問題もあり、米国の中国らのスタンスに軟化の兆しがあります。ファーウェイ副会長の帰国容認や一部の関税引き下げなどです。日本はハシゴは座されないようアンテナを高く張り巡らさないといけまさんね。
• 鈴木 一人

  東京大学 公共政策大学院教授

  ・2021年10月21日

  アメリカはこれまでWTO改革を訴えてきたが、その目指すところは中国が不当に優遇されている状況にあるルールを変更することにあると思われる。逆に言えば、WTO全体のアップデートなどよりは、中国に同じルールを適用することが優先されているということなのだろう。
• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年10月21日

  第８回になる中国の通商政策に関するレビューを行う世界貿易機関（ＷＴＯ）の非公開会議が２０日から３日間、ジュネーフで開催されている。非公開だから中身はわからないけれど、記事を読むかぎり国際社会の批判、中国の反論のポイントの主要論点が網羅される会議になるのだろう。これまでは貿易慣行、知的財産権保護、生産現場の人権などについて、国際社会の批判は常に具体的であるのに対し、中国政府高官の反論は「中国が米国が主導する集団によって、いじめに会っている」といった「総論」だったので、この会議に注目。