[ロンドン 20日 ロイター] - 英王立造幣局は20日、携帯電話やノートパソコンといった電子機器の廃棄物から金などの貴金属を再生できる工場をウェールズに建設する計画を明らかにした。

これらの貴金属は基板などハードウエアの中に少量組み込まれているが、廃棄された電子機器はしばしば埋立や焼却処分となるため、大半は回収されていない。

王立造幣局は、基板から貴金属を抽出する技術を開発したカナダのスタートアップ企業と提携したという。

造幣局幹部は、この技術について「高純度な貴金属を選択的に抽出できる」と述べ、現在は小規模な使用にとどまっている説明。工場は「今後2年以内」に稼働する予定としたが、総工費は明らかにしなかった。