[東京 20日 ロイター] - 財務省が20日に発表した9月貿易統計速報は、貿易収支が6228億円の赤字だった。ロイターの予測中央値は5192億円の赤字で、予想以上の赤字幅となった。供給制約の影響で自動車輸出が前年比40.3%減と大幅に減少した。

貿易収支の赤字は2カ月連続。輸出は前年同月比13.0%増の6兆8412億円だった。鉄鋼や鉱物性燃料、半導体電子部品の輸出が増えた一方、自動車輸出が減少した。地域別では米国向けが7カ月ぶりに減少した。

輸入は前年比38.6%増の7兆4640億円となった。財務省によると、原粗油や医薬品、石炭の輸入が増えた。原粗油は前年比90.6%増だった。

2021年度上半期(4―9月)の貿易収支は3898億円の赤字で、2期ぶりの赤字となった。輸出は41兆4648億円、輸入は41兆8546億円だった。

*財務省の発表資料は以下のURLをクリックしてご覧ください。

http://www.customs.go.jp/toukei/latest/index.htm

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