資金調達なしで1兆円企業となったMailchimpの成功の代償
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Mailchimpは創業から20年間、創業株主2名の持ち分を一切希薄化させずに、会社を成長させ、最終的にIntuitに1兆3400億円で売却しました。この2人は努力を蓄積させ、その結果、瞬間的に巨額の富を得たことになります。
素晴らしいアメリカンドリームに見えますが、より多くの人が幸せになる、ベターなやり方があったかもしれません。
私は、20年間外部資本を一切調達せず経営を行ってきて、昨年、21年目にして初めて資本調達を行いました。
そして、成長資金を得る以外にも様々な効能があることに気付かされました。
・企業のオーナーシップの在り方について考える機会を得られる
・利益を共にする外部株主のアドバイスや支援を受けられる
・目標に対する企業全体のコミットメントが高まる
・成長を目指していることを社内外に明示できる
などです。もちろん、全ての意思決定には良い面、悪い面がありますが、より多くの人が幸せになれる決定を目指したいです。メール配信ツールというものは結構色々種類がありますが、Mailchimpはメールマーケティングに親和性の高いツールです。
特にセミナーを開催する際、集客を促す際のメール配信、参加登録のLP、セミナー参加後のアンケート等々、一連のプロセスをサポートが充実している印象です。
かつ、安い点も導入しやすいポイントだと思います。
メルマガは時代遅れというイメージもありますが、まだメール自体が、世界中のビジネスインフラとして君臨しているので活用する人が多い印象です。
Superhumanが伸び続けているのもその裏付けかと思います。
https://forbesjapan.com/articles/detail/42841
少し慣れた人にとっては、マーケティングオートメーションツール使おうよ、CRMに蓄積出来ないの?みたいな話も出やすいので同業種は多いです。
今回の買収はプロダクトもですが、周辺アセットを手に入れたかったのかなと推測してます。Calendlyしかり、創業から20年資金調達をしないで黒字化していたMailchimp。海外ではWordpress並にIT業界以外でも認知度が高いサービスです。
ブログ内の成長速度比較が面白い。たくさんのユーザーに使われているMailchimpといえど、資金調達でより加速化できたのではないかということも見えます。
今回のEXITは100%の株式を持つ創業者2名にとっては相当な金銭的リターンですが、ストックオプションを発行していなかった従業員には不評のようです。