中国スマホのシャオミ、24年前半に自動車量産 CEOが見通し
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シャオミが自動車事業に参入する旨は既報ですが、2024年前半に量産開始の見通しとのことです。シャオミは先月、EV事業を手がける新会社を設立していた。
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どうしても日本だとシャオミというと「スマホの」とついてしまうけど、もう現地では携帯メーカーという認識ははるかに超えて、日常のスマート端末やその連携システムの総合的なプロバイダーというイメージの方が強いんじゃないですかね。
日本の電機メーカーがいまだに端末重視の価値観から抜け出せないでいる中、シャオミはとっくにAlexaやGoogle Homeの世界のハードとソフトのプロバイダでそのネットワーク構築を進めてる。そのコネクテッド戦略の当然の延長としての車なわけで、「スマホの」と枕詞つけてると本質を見誤る気がします。電動化に伴って自動車のモジュール化が進み、自動車メーカー以外のプレイヤーが参入してくるという話は以前からあった。Apple CarやSonyのVision Sの話などは、ユニークな製品をどこに作ってもらうのかという感じで受け取られており、産業変革インパクトは未知数だったが、これはいよいよ来たかという感じ。
クルマはどんどんスマホ化したりスマホとフュージョンしていることは間違いなく、そのあたりは従来の自動車メーカーは自前ではできないところ。逆に、従来の自動車技術が、相変わらず重要ではあっても、コモディティーとして扱われ、つながるテクノロジーと資本を握っているところが価値連鎖の中枢になるモデルは現実的でもある。自前生産かどうかは問題ではない。できるところがやる組み合わせだ。
中国のスピード感は日本人の発想と違うし、ファーウェイも同様な動きがあるとのこと。他にも水面下で絶対色々ある。あっという間に産業の勢力図が変化していくかもしれない。