[オリンピア(ギリシャ) 18日 ロイター] - 北京冬季五輪(2022年2月4日に開幕)の聖火採火式が18日、ギリシャのオリンピア遺跡で行われた。式典のさなかに人権活動家が乱入して、大会ボイコットを呼び掛ける騒動もあった。

女性2人と男性1人が警察の警備をすり抜け、採火式の舞台であるオリンピア遺跡に侵入。数メートル離れた場所で聖火への採火が行われた数秒後、チベットの旗を掲げ、北京五輪の中止を求めて叫び声を上げた。ジェノサイド(民族大量虐殺)に反対するバナーも広げた。

3人は直ちに警察に取り押さえられ、採火式の進行には影響しなかった。ギリシャ・オリンピック委員会(HOC)は、採火式が政治的な目的のために利用されたことに遺憾を示した。

採火式にはギリシャのサケラロプル大統領、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らが出席していた。