トヨタ自動車、初の米電池工場建設へ-2030年までに3900億円投資
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こちらに北米の電池工場についても書きましたが、3つ目のトヨタグループのみの合弁会社にしてかつ現地で千人超採用することから、先ずは他社と同様NCM三元系正極で角型の液系バッテリーを生産するのだと思います。
https://newspicks.com/news/6276123
電池は地産地消が望ましいので、原材料の調達先からの供給とLCAの観点からEV工場に併設、そしてエンジニアが採用しやすいところということで、やはりテキサス近郊なのかと思いました。
良くも悪くもトヨタは三元系バッテリーの量産はして来なかったので、中国でCATLに専用ラインを作る際にも拠点は1つ設けたかったはずで、将来的には独自のラインに転換出来るように内製出来る座組みで合弁会社を立ち上げたのだと思います。
あっけなくNorthvoltあたりは追い抜くかもしれませんね。他社も投資額や生産量をアピールしているだけなので、同じものを作らせれば今なら追い付くことは可能と判断したのでしょう。バッテリーの量産についてはPPESかPEVEから援軍を受ければ良いですし。9月半ばの電池戦略の発表(①)での投資の骨子は、2030年までに累計1.5兆円投資し、200GWh以上の供給能力とすること。
②のリリースを見ると、米国全体での投資金額は約3800億円(約25%)、そして今回発表の新工場は1430億円(約10%)。ただし用地・建物の費用を含む・含まないの入り繰りがあり、また容量でどれくらいなのかは分からない。
2025年稼働開始を目指すという点で、そこで状況を見ながら、さらに追加でこの工場のキャパを増やすか、新工場を建てていくのだろう。
①https://newspicks.com/news/6168194
②https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/36193625.html現時点での自動車用電池なんて、5年後にはゴミみたいな性能になっているので、出遅れていることが必ずしも悪いとは限りません。
むしろ今はハイブリッド車で稼いでおいて、5年後の結論に投資してちょうど良いタイミングだと思います。