【コラム】ESG目標達成の鍵を握るのは取締役会やCEOではなく技術チームのリーダー
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注目のコメント
これ、日本においてはちょっとミスリーディングかも。
ESGの具体的な取り組みは事業に紐づいているのは当然、事業の肝となる技術が大事なのは当たり前。米国の場合、そうした現場目線が弱くなりがちなので、こうした見出しに意味はある。
一方、本当に日本で必要なのは、そうした事業や技術のどこに経営資源の配分を行うのかを意思決定するマネジメントの力であり、取締役会の実効性の方。
それが弱いからESGで迷走する企業が多発している。
この見出しを真に受けて、ESGへの取り組みがマネジメントではなくオペレーションレベルで終わってしまったり、覚悟の無いマネジメントが綺麗事で済まそうとしたりすることの方が日本では問題。執筆者であるGoogle Cloudのテクニカルディレクターがこのような考え方でESG目標達成に向けて動いているとは、勉強になります。単にESGに沿った行動ではなく、社会的インパクトをいかに生み出すか考える必要があるんでしょうね。
参考:『Google Cloudがクラウド使用による二酸化炭素排出量を表示する機能を提供へ』
https://newspicks.com/news/6263770事業会社のオープンイノベーション部隊の方から『ESG関連のスタートアップを探している』というお話を聞くことが多くなりました。
最初からESGしか考えていない事業に十分な伸び代があるのか?という点でいつも疑問がありました。バズワードとしてのESGを投資採算を考えずに盲目的に追いかけると『うちはESGで失敗したんだ』という企業が増えそうで心配です。
本記事が示唆する通り、ESGとは全スタートアップ・事業会社が普遍的に目指すべきものであるべきで、あくまで投資の際に加算になる要素として考える企業が増えることを願います。