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戦闘機の飛来、台湾「統一」緊張高まる中台関係をBBC司会者が解説

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    9日の習近平氏の講話は、辛亥革命110周年記念大会で行われたものです。確かに台湾統一を念頭に置いて、「祖国の完全統一という歴史的任務を必ず実現しなければならない。必ず実現できる」と述べていますが、「平和統一」と「一国二制度」の基本方針を堅持するとも言っています。何より、この講話全体のトーンは中国にしてみれば非常にソフトなものでした。
    共産党、習近平総書記のこれまでの成果をアピールし、これから習近平氏がどのように中国の世界強国にしていくのかを宣言しなければならなかった、7月1日の共産党結党100年記念大会における講話と、共産党こそが辛亥革命の正当な後継者であると示す必要があった今回の講話では目的が違っていたということもあります。
    また、米国が米中首脳会談に前向きで、中国はこれを焦らせてより良い条件で会談に臨もうとしていますから、米国を過度に刺激するのは得策ではないと考えたのかもしれません。
    しかし、講話の内容がソフトであったからと言って、中国が台湾に対する軍事的圧力を緩和した訳ではありません。さらに、中国の軍事的圧力は台湾だけでなく、それよりも、米国とその同盟国に向けた牽制になっています。
    中国の軍用機が大量に(1日:38機、2日:39機、4日:56機)台湾の防空識別圏に侵入した、ちょうどその時、フィリピン東海上で、日本、米国、英国、カナダ、ニュージーランド、オランダの6カ国による海軍演習が実施されていました。
    中国軍機が侵入したのは台湾の南西空域の防空識別圏で、台湾とフィリピンの間のバシー海峡に向かって飛んだのです。その先には、6カ国合同海軍演習があったということです。
    中国は、AUKUSという、高度な情報共有が可能な、純粋に軍事的な協力枠組みができたことに警戒感を募らせています。今回飛行した中国軍機56機のうち、38機がJ-16という戦闘爆撃機でしたが、現在、この機体は、中国の制海権・制空権奪取のための主力であると言われています。さらに、潜水艦に対応するための対潜哨戒機も2機飛ばしています。中国軍機は海の目標をターゲットにしていたと言えるのです。
    Financial Times紙が中国の極超音速ミサイル発射実験の様子を報じたばかりで、英国メディアによる中国の軍事的脅威に関する記事が目立ちます。英国政府の思惑を反映しているのかもしれません。


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