2021/10/19

【足立光】僕はコンビニ業界で「トップ」を入れ替える

NewsPicks 編集長
「そろそろ、No.1を入れ替えよう。」
10月18日。東京は渋谷駅に、ファミリーマートがプライベートブランド(PB)の刷新に伴って巨大広告を掲出した。
ターゲットこそ明言していないが、相手がセブンイレブンであることは明らか。日販で業界2位のファミリーマートから王者への宣戦布告とも取れるメッセージだ。
(撮影:泉秀一)
ファミリーマートにとって、弱いとされてきたPBの改革は急務だった。
大手メーカーが手がけるナショナルブランド(NB)で差別化が難しい中、PBはコンビニの色を出せる大きな集客の武器だからだ。
今回のPB刷新は、セブンの背中を追いかけるファミリーマートにとって、最初の大きな一手となる。
勝ち目はあるのか。なぜ、刺激的なメッセージ発信に踏み切ったのか。仕掛け人の足立光CMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)に狙いを聞いた。
INDEX
  • 特徴がないコンビニだった
  • 実はセブンに「負けてない」
  • もう品質では差がつかない
  • 刺激的な「比較広告」の狙い
  • 目標は「トップを入れ替える」

特徴がないコンビニだった