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【斎藤幸平】なぜ今、Z世代は「左傾化」しているのか

NewsPicks編集部
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    プレジデントオンライン 編集長

    「レフトが世界の潮流」とすると、ミスリードだと思います。

    ひとつのポイントは、アメリカのZ世代が「社会主義」を支持しているという点です。

    これはフェリス女学院大学・梅崎透教授の「なぜアメリカに社会主義はないのか/今あるのか」という論文に詳しいです。要は、アメリカの社会主義というのは、「アップルパイと同じくらいアメリカ的」ということです。
    https://rikkyo.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=19040&item_no=1&attribute_id=18&file_no=1

    大学の授業料など物価はどんどん上がっているのに、Z世代の給与の伸びは限定的です。そうした経済的な苦しさから、社会改良を求める声があがるというのは、理解できます。

    「社会主義(Socialism)」という言葉は、「赤狩り」の記憶があるアメリカにとって、非常に尖った言葉です(日本人の感覚とは決定的に違うようです)。だからこそ、「これは、大変化だ」と受け取られているわけですが、その中身は、日本人が騒ぐようなものではありません。アメリカで起きているレフトと、欧州や日本で「盛り上がっている」とされるレフトは別物だととらえたほうが正確です。

    そして、資本主義がダメで社会主義がイイという話はあまりに短絡的です。大阪大学准教授の安田洋祐さんが、ハイエク『隷従への道』を引いて、「最悪の指導者が生まれる3つの理由」を書いています。

    (1)知的になるほど人の好みは多様化するので、単一の価値観を共有する可能性は低くなる。
    (2)何度も繰り返し同じ主張を耳元でがなり立てるようなやり方によって、従順で自分の考えを持たない人を根こそぎ支持者にすることができる。
    (3)敵への憎悪や地位の高い人への羨望のような非生産的なことで一致団結しやすい人間の性質を、熟練した扇動者は利用する。
    https://toyokeizai.net/articles/-/366670?page=3

    これは何度でも繰り返して参照されるべき3カ条だと思います。新規な概念に飛びつくのは危険です。


注目のコメント

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    リブライトパートナーズ 代表パートナー

    左傾化している理由が、資本主義が格差を生んでおり将来不安を持った層が贅沢できない怒りを抱えているから、という論は少なくとも一面では正しいので否定はしないが、あまり賛同はしない。

    なぜなら単純に、裕福な層も左傾化しているから。
    むしろ世界中で左翼的な発言力が高い若者は富裕層が多い。日本でも世田谷区に住む富裕層と左翼的思想の繋がりは従前論じられている。
    その理由は彼らにとって世界は既に十二分に豊かだから。産まれた瞬間から不足という概念が存在せず過剰という概念に囲まれ育ったから。だから捨てたい、だから資本主義なんてイラナイ。
    またそもそも古今東西、若者とは理想に焦がれるのが性である、その世代で高齢者より相対的に資本主義への失望が多く統計に出るというのもなんら不思議はない。

    もうひとつ本質的な理由は、世界のポリコレ化に見出せる。
    GenZの中学の娘のクラスメートたちを見ていてもそうだが、環境・社会に正のインパクトを与える事を良しとし、負のそれは激しく糾弾するという傾向が若い世代においてどんどん先鋭化している。

    それに呼応して学校教育もメディア、セレブリティの振舞いなど全てが左を向く。それがクール、カッコイイからそうしている。
    だから世界のGenZアイドル最高峰BTSが国連でスピーチをする。

    経済や環境だけならともかく、ジェンダー平等や性的マイノリティに対するこの世代の極端に見えるほどの理解共感なども、格差や気候変動で自分が損するからという論では説明がつかない。「正しくある事」に対する脅迫的と言えるほどの相互プレッシャーに、企業も学校もエンタメも覆い尽くされた結果、感受性が高い若者が左に傾いていると考えれば不思議はない。


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    Interstellar Technologies K.K. Founder

    デジタルネイティブに生まれてきて、昔から続く大学に行かなきゃ!みたいな古臭い概念で高利の学生ローン抱えてそれを格差のせいにしたり、スマホSNSで技術が指数関数的に進歩するところにベットせず、古臭い人間の行動制限のプロパガンダに走ってしまうところがアホだなって思ってしまうんですよ。左翼活動は。
    もっと賢く動こうよ
    そしてなんでも資本主義のせいにするのやめようよ。


  • 株式会社農天気 代表取締役農夫

    大学生たちとの地域事業を10年ぐらい続けていますが、世代的なことで感じているのは、
    若い世代ほど「ゆるやかな繋がり」という名の刹那的な関係性が優位で、団結は苦手という点です。
    強制的な関係性を苦手としますし、〇〇ハラスメントという言葉が全てについてきます。

    団結は強制力を伴いますからリーダーの言うことには基本的には逆らえない。自民党が強いのはそうした地域の長老など「街の執行部」と言える人たちと時間をかけて信頼関係を築いてきているからです。
    団結を促すリーダーは責任を果たすためにそれなりのリターンとして地域への利益誘導にも尽力します。
    変な意味だけではなく、公的な助成金獲得とか施設、企業誘致、まちのブランディングなどいろんな意味での地域経営です。
    つまり利益誘導して一定の分配をできる人がリーダーになる。
    これは小さなコミュニティとしてはとても強いですし、実際に地域の文化や治安、防災の担い手になっています。

    それに対して、「緩やかな繋がり」は調子のいいときだけ集まって、イベントが終われば解散してその後に繋がりません。
    家入一真さんのインターネッ党やシールズ、三宅洋平さんの選挙フェス!は次の何かにつながったというよりも、刹那的に集まることの無力感をより決定づけたように思います。

    地域には思想的な右も左もなく、長く確実な活動を続けられる小さなリーダーたちが祭も、治安も、経済も担っているというのが現状です。
    金は大事ですが、税金をたくさんとって公的福祉が充実すればそれでいいという話でもありません。
    ブームに乗って調子のいいことを言う人は長続きしないというのは経験的に知っています。(斉藤さんがそれという意味ではないです)
    日本各地で奮闘する、メディアなどには登場しないプチリーダー層が納得して信頼できる政治家の存在が求められます。


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