なぜサーファーに「納豆アレルギー」が多いのか? クラゲの成分との意外な関係性
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一般的な大豆アレルギーは、納豆のほうがアレルギーを起こしにくくなります。
しかし、納豆アレルギーは、独立してポリガンマグルタミン酸に対するアレルギーを起こすことがあります。
ポリガンマグルタミン酸は、徐放製剤(ゆっくり効果がでるように調整された内服薬)などにも使用されています。
すなわち、即時型といってすぐ起こる反応をおこすはずが、『ゆっくり』症状がおこることがあり、病歴からの判断が難しいことがあるのです。
そして、そのポリガンマグルタミン酸へのアレルギーの獲得が、クラゲに刺されると起こりうることが知られています。
▷Inomata N, Miyakawa M, Aihara M. Surfing as a risk factor for sensitization to poly(γ-glutamic acid) in fermented soybeans, natto, allergy. Allergology International 2018; 67:341-6.
https://pediatric-allergy.com/2018/03/22/surfing-as-a-risk-factor-for-natto-allergy/
(日本語訳・解説)
なお、ポリガンマグリタミン酸は、発酵が進むほど増加する可能性があり、『古くなった納豆』のほうが納豆アレルギーを発現するという報告があります(自分の論文です)。
▷堀向 健太. 時間経過により納豆抗原性が増強したと考えられた納豆遅発性アナフィラキシーの7歳男児例. 小児科臨床 2011; 64:1659-62.これ去年も同じニュースを見た気が。
使い回しかパクリかなー?
2015
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160421-OYTET50046/
2018
https://www.asahi.com/articles/ASLD64RS4LD6ULZU00N.html
2019
https://www.news-postseven.com/archives/20191111_1482636.html?DETAIL納豆はアレルギー無いと思ってたので衝撃でした。子育ての必需品だったので。ただ、子どもはサーフィンしないのでよかった。
蟯虫がお腹にいるとアレルギー体質になりにくい説がありますが、蟯虫を育種して無毒化してアレルギー対策に活用できないものでしょうか。