生理用品「白色」以外はNG? フェムテック市場に法の壁
日本経済新聞
31Picks
コメント
注目のコメント
重要な問題です。
薬機法の大きな問題点として、この様な先進的な製品に対応できないという問題はありますが、これは裏を返せば「曖昧な商品の流通を許さない」ということであり、薬剤や医療用品について考えれば、必要な規制です。一概にフェムテックの流通や販促、という面からだけでは見れません。
生理用品についても「人の肌・血液に長時間触れるもの」であり、明確な規制は必要ですが、この様な規制の問題点は、「抜け道があるとそこが使われ、法的規制が効かない」というところです。
例えば最近だけでもコロナの抗原検査キット(研究用と名乗れば精度が低いものでも販売可能)、カラーコンタクトレンズ(色素流出するような質の低いものも流通)など、「医薬品」の規制を外してしまえばやりたい放題なのも現状であり、この様な所に対する規制は甘いのが現状です。
現在吸水ショーツも「雑品」として扱われていますが、ここについても類似品・粗悪品が出回る様なことがあれば、フェムケア・フェムテック全体の評価を落としかねませんし、それを規制する手段はいまありません。
成文法でありきちんとコントロールされるのは重要である反面、「抜け道」に対して柔軟な対応ができる必要性もあります。
しかし吸水ショーツで言えば、ショーツなどと何が違うのか、という問題も議論せねばならず、難しい領域です。