円相場 一時1ドル=114円台まで値下がり 2年11か月ぶりの水準
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国民はモノやサービス、つまりGDPを生み出して、生み出した価値と引き換えにお金を手に入れます。国民が使うお金には生み出されたモノやサービスの価値の裏付けがありますが、日銀が“輪転機を回して刷って”使うお金には、モノやサービスの価値の裏付けがありません。
国民が働いて稼ぎ出すモノやサービスの価値のうち政府の取り分は税収で、税金を払った残りは民間の取り分です。政府が民間を相手に国債を発行して資金を調達してモノやサービスを買うのなら、政府が使い過ぎる分だけ民間が節約しているので日本全体としてバランスが取れて問題は起きませんが、新発国債のみならず借り換え債を含む巨額の国債を日銀が買いあげる状態だと、日銀がモノやサービスの裏付けのないお金を発行して世の中に流しているのと同じ状況が生まれます。
こうしたことを続けると、モノやサービスの量に比べお金の量が増えすぎて、増えすぎたお金の価値が下がって円安になってインフレになる可能性が高まります。インフレ期待が需要を生んで日本の成長に繋がれば良いですが、インフレ期待が生じる中で将来不安から節約する人も出て、インフレが需要に繋がるかどうかは分からぬ事態になりました。その一方、巨額の量的緩和で円の毀損リスクは確実に高まりました。欧米諸国が緩和の出口を探るなか、日本は与野党ともに借金してカネをばら撒く策を声高にぶち上げて、日銀は緩和の出口をおくびにも出さず価値の裏付けのない金を発行して買い支える方針です。通貨の毀損リスクがますます強まって、円売りが進むのもむべなるかな。
経常収支が黒字を保っているのでまだ救われますが、資源価格が高騰して更に円安が進めばどうなるかは分かりません。今回の円安が、9年近くに渡って続けた“円の毀損政策”のリスクが表面に出る前触れでないことを念じます (・・;アメリカは毎年米国債発行上限の攻防とかやってますが、結局は上限を引き上げる単なるプロレス。
財政規律などない。
日本は米国債を売って、それを元手に円を買え。
それを財源に日本国民にばら撒けばいい。円安が非常に急に進行していますね
米国のテーパリングの影響が色濃いと思います、為替に絡むポジションを持っている企業や個人は気を付けておきたいところです