1日40錠以上の人も!高齢者の薬が多すぎるという問題【医師・山田悠史】
mi-mollet(ミモレ)
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今週からは、薬をテーマに連載を進めていきます。
ポリファーマシーという言葉を聞いたことがあるでしょうか?また、正しくその問題を理解されているでしょうか?
今回の記事で展開される私の患者さんとのストーリーを通して、ポリファーマシーについて、理解を深めていただければと思います。ご飯が食べられなくなったのは大量の薬のせい、ということもあるかもしれません。
ポリファーマシーについて、調べてしまいました。
日本語では、多剤併用問題。
薬物相互作用については、もっと知られてほしいものです。こう言う問題も、
「検査をして処方しないと儲からない」
と言う健康保険の仕組みが
影響していたのですが、
開業医の方々は「今は違う」と
して全否定されたりします。
とは言えこの様な患者さんが
まだまだ実在するのも確かです。
処方情報が一元管理され、
官民で共通して確認出来る様にすれば、
「既処方薬を確認せずに重ねて処方を出す」
と言うことを繰り返す医師や施設の把握も
容易になるかと思いますし、
逆に処方薬を整理して減らそうとする
医師や施設の把握も出来るかと思います。
なるべく薬を使わずに
生活改善を指導することで
不調や異常を改善方向に向かわせる
と言うことをコレまで以上に
評価すると言うことも大切です。
従来の制度上は保険点数がつかない為に
経営を考えたら積極的にやるべきこと
にはならないからです。
とは言え保険病名がつけられた
病気以外のことまで
健康保険制度でカバーすれば
ただでさえ破綻していると言われる
皆保険制度を崩壊に向かわせる
可能性もありますので
悩ましいところではありますが。