トヨタが特許侵害を否定「ユーザーに対する提訴は大変残念」
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いや、大変残念とかじゃなくて権利侵害は権利侵害です。モノの特許はそのモノを製造するのも権利侵害ですが、モノを使用する行為も直接侵害です。(つまり、侵害が事実なら製造した宝山も使用したトヨタも共に特許侵害です。)
つまりトヨタが取るべきだったアクションは「部品の採用前にその部品が特許侵害に当たらないか調べておく事」および「宝山鉄鋼さん、特許侵害はありませんよね?と確認してから採用すること」であり、それを怠ったが故に訴えられている訳です。
よって仮に宝山鉄鋼がトヨタに問題ないと伝えていたならトヨタは宝山鉄鋼に遺憾の意を示すべきだし、問題ありと認識していたらなら訴えられて当たり前な訳です。どちらにせよ、特許権を侵しておいて訴えられるのはおかしいというのは、特許を重視しているトヨタの反論としてはかなり意外というかがっかりしました。取引先への圧力があったのではと詮索されても仕方ない反論で、印象が悪いです。某メーカー関係者と話す。調達については、信頼できる関係だと、先方の説明をそのまま信じることもあると。そうでない関係なら、組立メーカー側でもしっかり調べると言います。
トヨタ自動車と宝山鋼鉄との関係がどの程度だったかですね。それにしても日本一の製鉄メーカーが、表でケンカする選択をしたのは異例です。トヨタが即座に、「残念」「遺憾」と反応したのも異例ですね。裏に別の事情があるのかなと勘ぐりたくなりますね。